インテルは30日のセリエＡ第22節で、パレルモにホームで３−２と勝利した。後半から登場した新加入のFWジャンパオロ・パッツィーニの活躍で逆転勝利を収め、レオナルド監督ももちろん満足している様子だ。

「後半、試合をひっくり返すために勇気と気迫を示すことができたのは、素晴らしかったね。ただ、違う結果に終わっていたとしても、我々はスクデット争いから外れたわけじゃなかったはずだ。出だしは難しかった。パレルモのような素晴らしいチームにやられたんだ。前半で２ゴールを許してしまった。ただ、ゴールチャンスも９、10回とつくっていたんだ。そのすべてが絶好機だったわけじゃないけどね」

「（ルカ・）カステラッツィが直前に筋肉のトラブルを抱え、ジュリオ・セーザルが出場することになった。パッツォ（パッツィーニ）はベンチスタートから２ゴールを奪い、PKも獲得してくれたね。（ディエゴ・）ミリートは素晴らしい試合をした。（アンドレア・）ラノッキアやルシオも同じだ。最も難しい時間帯でも、チームは全力を出してくれた。ポジティブなことをたくさん目にしたよ」

一方、キャプテンのMFハビエル・サネッティは、ハーフタイムにあった出来事を次のように明かしてくれている。

「今日の試合ではあらゆることが起きた。この一戦は、このチームがどれだけ素晴らしいかを示してくれたよ。素晴らしい答えを見せることができた。ハーフタイムに、僕らはお互いの目を見て、勝たなければいけないと話していたんだ」

「僕らは強いシグナルを送ることができた。結果は素晴らしかったけど、それだけに満足しているんじゃない。何よりも、チームメート全員や、インテルでの初戦で素晴らしかったパッツィーニのことがうれしいんだ」

この日の勝利は首位ミランに対する“答え”と言えるだろうか？　サネッティは「ミランに対してではなく、僕ら自身に対する答えさ。試合ごとにこの強さでいなければいけない、っていうね」とコメントしている。