あれは誰だ?誰だ?誰だ? あれは吉田、ヨシダマヤ、ヨシダマヤ!

ついに始まったアジアカップ。日本は9日にヨルダンと対戦。ザックJAPAN初の公式戦ということもあり、ヒリヒリとした緊張感がみなぎります。カタール・ドーハという因縁の地。2004年大会で壮絶なPK戦を繰り広げた相手ヨルダン。嫌な予感漂う初戦。そんな予感を裏切ることなく、日本代表は大苦戦。前半に軽い守備から1点を失うと、試合終了間際までリードを許す展開。後半47分にようやく吉田麻也のヘッドで同点に追いつくも、ザックの笑顔が消え失せる試合となったのです。

しかし、これこそがアジアカップ。

ワールドカップで好結果を残し、アルゼンチン代表に勝利したことで日本代表も少し浮ついたところがあったかもしれません。ワールドカップ予選もアジアカップも、いつだって厳しい紙一重の戦いでした。ましてやアジアでは日本はマークされる立場。日本代表を研究し、弱点を突こうとする相手との戦いばかりです。初戦の相手ヨルダンも、2004年大会でのあのPK戦を「伝説の試合」としていまだに引きずり、今回こそリベンジを果たそうと虎視眈々。そんなに簡単にいくはずはなかったのです。

それでも引き分けに持ち込んだ日本の底力は立派。大会直前までメンバーが招集できず、国内合宿初日は10人でスタート。大会前の強化試合も組めないぶっつけ本番。ザック自身も「コンディションは相手がはるかに上」と認める状況。そんな中でも勝点を奪えるのが強豪国。ワールドカップ本大会では「ブラジルは初戦よくないんですよ」「じょじょに調子を上げていくんです」などという解説もよく聞くもの。まさにこの日の日本も、強豪国らしい準備不十分と苦戦に見舞われ、強豪国らしくしっかりピンチを凌いだと言えるのでは。

大目標「優勝」へ向けて、まずは好発進といったところでしょう!

ということで、一夜にしてその名を世間に知らしめた吉田麻也さんなどについて、アジアカップ「日本VSヨルダン戦」からチェックしていきましょう。



◆クソー!吉田のヤローーーーーーーーーーーーーーーーー!


大事な初戦に名を連ねた日本代表は海外組がズラリ。スタメン11人中8人が海外組というかつてない多さは「とりあえず集まりました」といった感満載で、連携不足なども心配されるところ。そして、「そもそもコイツ誰だっけ?」とテレビの前の視聴者が唸ったのがCBに入った吉田麻也さん。「名古屋にいた人なんだ…?」「ふーん…」「あさや?」と中澤・闘莉王不在の影響を色濃く感じさせます。その後、いろんな意味で「闘莉王の穴」をキッチリ埋めることになるとは露知らずに…。

そんなこんなで始まった試合。日本は立ち上がりからボールを支配し、ヨルダンを攻め立てます。香川・松井が両サイドからドリブル突破を試み、そこに長友・内田の両SBが絡むダイナミックな攻め。中央には本田・前田の2枚が入り、アジアでは圧倒的な攻撃力を期待できそうな布陣。

↓そして迎えた前半25分、日本は早速ゴールネットを揺らす!


吉田:「やったー!」
松井:「いや、俺オフサイドだから」
前田:「多分俺もオフサイドだわ」
ザック:「チッ…クソが…」

何か知らんがザックがイタリアのマフィアみたいな顔になってるwww


チャンスを逃せばピンチが訪れるのはサッカーの常。というか、この日の日本は球際の寄せ、堅固なブロックを敷いての守備、全員の献身といったワールドカップでよかった点が消え、勝ち急いでいた印象。前半の30分ごろからはヨルダンの守備にペースを奪い返され、横パスをカットされたりボールを奪われてのカウンターを食らったりとチグハグプレーの連続。消える前田、セレッソ時代程度の香川、ありがとうサヨウナラ松井、ブレ球を忘れた本田△など、攻撃陣も「あ、そんな大したことない…」とヨルダンおよび観客に気づかれる始末。

↓ついに前半44分には、軽ーい守備から痛恨の失点!


吉田:「やったー!」
遠藤:「いいフェイントだったんでね。飛び込むのは仕方ないかなと」
ザック:「チッ…クソガキどもが…」


ザックの印象がどんどん変わってしまいそうな試合。苦虫を噛み潰すどころか、使えない部下を始末するゴッドファーザーの一場面でも見るかのような冷酷な表情。「イタリア人怖いな…」「ロッカールームで殺されそう」「ジローラモと全然違うじゃん…」と僕の中のイタリア人の印象も変わってしまいそう。

↓そんな試合展開にウイイレのCMまでも「クソー!吉田のヤロー!」と怒り爆発!



CM:「吉田は調子に乗り始めた」
CM:「クソー!吉田のヤロー!」
CM:「吉田を倒せ!!」

奇跡の吉田被りwwwwwwwwwwwwwwww


後半開始から日本は前田に代えて李を投入。前半中途半端に消えていた前田から、完全に消える李に変更することで、前線の窮屈さを解消。香川を軸にした攻撃を確立することに成功。後半13分には松井を下げて岡崎を入れると、左・岡崎、右・本田△、中央に香川という3トップ気味の布陣に移行。ようやく攻撃のペースをつかむことができたのです。

それでもなかなか奪えない得点。すぎていく時間。焦るザックの顔は、殺し屋でも呼びそうな雰囲気に変化。いろいろな意味でヤバイ雰囲気。ついに後半45分には、本田△を下げて藤本を投入するなど、自慢の攻撃陣を完全に取り崩すことに。ザックJAPANの未来に暗雲漂う大ピンチ。

しかし、その危機を救ったのは本日の主役・吉田でした。前半2度ネットを許した男は、闘莉王の穴をキッチリ埋める自作自演ぶりを披露。「結局点取るのはCB」という日本の伝統芸を見事に継承し…

↓後半47分、長谷部のクロスに飛び込んで吉田が同点弾ゲット!



吉田:「やったー!」
視聴者:「誰だかわからんがよくやった!」
ザック:「チッ…ようやく決めたか…」


その後日本は、完全に消えていた李忠成が後半48分のチャンスの芽をしっかりと摘み取り、落ち着いて試合をクローズ。苦しみながらも最悪の結果だけは逃れ、勝点1を手にしたのでした。とにもかくにも乗り切った初戦。ここからチームを作り上げ、どんどんチーム力を増していくのが強豪国の姿。吉田という新キャラの登場など、日本代表は引き続きいい流れに乗っているようですし、信じて見守りたいものですね。




ザックの顔が本格的にヤバかったので、次はしっかり勝ってください!


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