高円宮杯U-15 名古屋×神戸
引き続いて高円宮杯U-15準決勝。
準決勝第2試合は名古屋と神戸の対戦である。
この年代の名古屋は全国上位の常連だ。
今年もタレント的には全国随一じゃないだろうか?
ただ夏のクラ選は1回戦で鹿島に苦杯を喫している。
神戸は昨年に夏冬2冠を達成した。
ただこちらも夏は不成績。
浦和、FCひがし、みやぎという組で2分1敗&最下位だった。
冬は盛り返しているようです。
名古屋グランパスU15
GK 1 板倉徹汰 95.04.26 176/79
DF 12 若園敦貴 95.04.03 172/58
14 中島康輔 95.10.11 175/66
2 後藤弘樹 95.05.11 175/60
5 松田翔平 95.05.19 172/60
MF 6 石川大貴 95.10.01 180/76
8 金来遠 95.05.24 170/58
19 桜井昴 96.06.20 170/63
10 森勇人 95.04.21 169/60
11 伊藤昌記 95.05.11 163/53
FW 9 北川柊斗 95.06.01 176/64
−−−−−−−北川−−−−−−−
−−伊藤−−−-森-−−−桜井−−
−−−−−-金-−−石川−−−−−
−松田−−後藤−−中島−−若園−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−板倉−−−−−−−
ヴィッセル神戸U-15
GK 1 藤田惇生 95.08.31 173/65
DF 22 石井佑樹 96.07.04 166/56
2 山口昂雅 96.05.01 173/56
(→3 高橋健太 95.06.06 171/64)
4 伊井野克也 95.04.22 172/64
19 山口真司 96.04.26 167/50
MF 18 中井英人 96.05.09 165/58
13 吉村祐輝 95.05.12 161/46
8 笹倉蓮 95.11.18 165/56
20 髙橋醇 96.04.09 172/57
7 小西智貴 95.04.18 167/56
FW 17 藤本裕豪 96.09.16 167/54
−−−−−−−藤本−−−−−−−
−-小西−髙橋醇−-笹倉-−吉村-−
−−−−−−−中井−−−−−−−
−山口−-伊井野−-山口−−石井−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−藤田−−−−−−−
神戸はスタメンに2年生が6人。
夏から大幅に「若返った」模様である。
なお山口昂雅が開始直後に傷んでしまった。
3分、神戸は山口昂雅→高橋健太。
5分、名古屋は北川柊斗が相手のバックパスを奪って反転。
左足ミドルを狙ったがバーに弾かれた。
19分、名古屋のショートカウンター。
森勇人が右から中に当てる。
北川柊斗が左足で絶妙スルーパスを通す。
伊藤昌記が抜け出してGKも振り切って…。
右斜めからシュートは決定的だったけどポストに弾かれた。
22分、神戸は高橋健太に警告。
33分、神戸は伊井野克也が左サイドにフィード。
小西智貴が左サイドを突破して中に戻す。
中井英人が縦に叩く。笹倉蓮はツータッチで中に当てる。
高橋醇の左足シュートは決定的だったけど枠上。
試合が思ったほど名古屋ペースにならない。
神戸は夏と全く違うサッカーだった。
布陣がまず「4-1-4-1」に変わった。
ボールの支配を目指すパスサッカーをやっている。
簡単に前へ蹴らない。頻繁に最終ラインへ下げて組み立て直す。
ただし消極的な「保持」「ポゼション」ではない。
少ないタッチ、速いテンポが身についている。
名古屋のプレスをいい具合に振り回していた。
神戸は藤本裕豪のワントップがいい。
「0トップ」に近い動きをする。
彼に呼応して2シャドーがチョロチョロと流動的に動く。
藤本は「ブロックの中」に入って少ないタッチで動かせる。
裏への抜け出しで相手のラインをけん制することも出来る。
技術的に一段上の選手だ。
38分、名古屋は松田翔平が自陣でパスカット。前線にフィードを入れる。
北川柊斗が浮き球を胸で右に落とす。
森勇人は縦に仕掛けてDFを引き付け、右に落とす。
石川大貴が走り込んでパワフルに叩き込んだ!
<名古屋グランパスU15 1-0 ヴィッセル神戸U-15>
技術のある選手が連動した素晴らしいアタックでした。
名古屋が先制して前半40分が終了。
40分、神戸は吉村祐輝→松井慎太朗。
松井が左サイドに入り、小西が右に回る。
43分、名古屋は石川大貴が相手ボールを奪って左サイドに叩く。
北川柊斗がヒールで外に落とす。
森勇人が縦に運んで左中間にスルーパス。
北川はエリア左にフリーで抜け出して右足でシュートを狙う。
決定的だったけどGK藤田惇生がブロック。
55分、神戸は左CKを笹倉蓮が左足で入れる。
高橋健太のヘッドはGK板倉徹汰が拳で弾いてバー。
58分、神戸は髙橋醇→南島彰人。
神戸は2トップに切り替えた。布陣がこう↓
−−−−松井−−−−藤本−−−−
−−小西−−−笹倉−−−南島−−
−−−−−−−中井−−−−−−−
−山口−-伊井野−高橋健-−石井−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−藤田−−−−−−−
終盤は名古屋が優勢に試合を運んでいた。
71分、名古屋は石川大貴が相手ボールに詰めて奪う。
金来遠が左から中に短くつなぐ
伊藤昌記は左足一閃!約20mの強烈ミドルがネットに突き刺さった。
<名古屋グランパスU15 2-0 ヴィッセル神戸U-15>
72分、神戸は笹倉蓮が右サイドから左足で折り返す。
松井慎太朗のヘッドはGKの頭上ぎりぎり。
板倉徹汰が戻りながらパンチして枠の上。
73分、名古屋は桜井昴→曽雌大介。
75分、名古屋は金来遠→赤塚竜馬。
77分、名古屋は伊藤昌記→児玉海。
名古屋の最終布陣がこう↓
−−−−−−−北川−−−−−−−
−−児玉−−−-森-−−−曽雌−−
−−−−−赤塚−−石川−−−−−
−松田−−後藤−−中島−−若園−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−板倉−−−−−−−
神戸は伊井野克也が前線に上がった。
しかしパワープレー及ばずタイムアップ。
名古屋が2-0と勝利して決勝進出を決めた。
名古屋はやるべき選手がやるべき仕事をした。
北川柊斗は秋にコンディションを大きく落としていたそうだ。
何しろクラ選、ブラジル遠征、高円宮杯、アジアユースと大忙しである。
高田哲也監督曰く「オーバートレーニング気味」だったらしい。
ただ今日のプレーを見る限りは状態も戻りつつあるようです。
前線でとにかく彼にボールが納まる。
キープ力が高くて、マークを外すのが上手い。
両足を自在に使えて「急所」に配球できる。
今日は無得点だったけど貢献度は大でした。
名古屋は2列目に上手くて速い子が揃っている。
彼らが北川柊斗のポストに呼応して、次々と連動して…。
そうなるとなかなか止まらないですね。
神戸も素晴らしかったです。
夏からここまで良くなるとは思わなかった。
下級生の多い「発展途上」のチームである。
体格は去年に比べると平均10cmくらい小さいんじゃないかな?
でもボールを動かして、守備も前から圧力をかけて、
名古屋をかなり苦しめていた。
【関連記事】
・高円宮杯R16 宇治×SSS
・高円宮杯U-15 浦和×名古屋FC
・高円宮杯U-15 東京V×新潟
・高円宮杯U-15 グランセナ×神戸FC
・日韓大学選抜サッカー 関東×韓国
準決勝第2試合は名古屋と神戸の対戦である。
この年代の名古屋は全国上位の常連だ。
今年もタレント的には全国随一じゃないだろうか?
ただ夏のクラ選は1回戦で鹿島に苦杯を喫している。
神戸は昨年に夏冬2冠を達成した。
ただこちらも夏は不成績。
浦和、FCひがし、みやぎという組で2分1敗&最下位だった。
冬は盛り返しているようです。
名古屋グランパスU15
GK 1 板倉徹汰 95.04.26 176/79
DF 12 若園敦貴 95.04.03 172/58
14 中島康輔 95.10.11 175/66
2 後藤弘樹 95.05.11 175/60
5 松田翔平 95.05.19 172/60
MF 6 石川大貴 95.10.01 180/76
8 金来遠 95.05.24 170/58
19 桜井昴 96.06.20 170/63
10 森勇人 95.04.21 169/60
11 伊藤昌記 95.05.11 163/53
FW 9 北川柊斗 95.06.01 176/64
−−−−−−−北川−−−−−−−
−−伊藤−−−-森-−−−桜井−−
−−−−−-金-−−石川−−−−−
−松田−−後藤−−中島−−若園−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−板倉−−−−−−−
ヴィッセル神戸U-15
GK 1 藤田惇生 95.08.31 173/65
DF 22 石井佑樹 96.07.04 166/56
2 山口昂雅 96.05.01 173/56
(→3 高橋健太 95.06.06 171/64)
4 伊井野克也 95.04.22 172/64
19 山口真司 96.04.26 167/50
MF 18 中井英人 96.05.09 165/58
13 吉村祐輝 95.05.12 161/46
8 笹倉蓮 95.11.18 165/56
20 髙橋醇 96.04.09 172/57
7 小西智貴 95.04.18 167/56
FW 17 藤本裕豪 96.09.16 167/54
−-小西−髙橋醇−-笹倉-−吉村-−
−−−−−−−中井−−−−−−−
−山口−-伊井野−-山口−−石井−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−藤田−−−−−−−
神戸はスタメンに2年生が6人。
夏から大幅に「若返った」模様である。
なお山口昂雅が開始直後に傷んでしまった。
3分、神戸は山口昂雅→高橋健太。
5分、名古屋は北川柊斗が相手のバックパスを奪って反転。
左足ミドルを狙ったがバーに弾かれた。
19分、名古屋のショートカウンター。
森勇人が右から中に当てる。
北川柊斗が左足で絶妙スルーパスを通す。
伊藤昌記が抜け出してGKも振り切って…。
右斜めからシュートは決定的だったけどポストに弾かれた。
22分、神戸は高橋健太に警告。
33分、神戸は伊井野克也が左サイドにフィード。
小西智貴が左サイドを突破して中に戻す。
中井英人が縦に叩く。笹倉蓮はツータッチで中に当てる。
高橋醇の左足シュートは決定的だったけど枠上。
試合が思ったほど名古屋ペースにならない。
神戸は夏と全く違うサッカーだった。
布陣がまず「4-1-4-1」に変わった。
ボールの支配を目指すパスサッカーをやっている。
簡単に前へ蹴らない。頻繁に最終ラインへ下げて組み立て直す。
ただし消極的な「保持」「ポゼション」ではない。
少ないタッチ、速いテンポが身についている。
名古屋のプレスをいい具合に振り回していた。
神戸は藤本裕豪のワントップがいい。
「0トップ」に近い動きをする。
彼に呼応して2シャドーがチョロチョロと流動的に動く。
藤本は「ブロックの中」に入って少ないタッチで動かせる。
裏への抜け出しで相手のラインをけん制することも出来る。
技術的に一段上の選手だ。
38分、名古屋は松田翔平が自陣でパスカット。前線にフィードを入れる。
北川柊斗が浮き球を胸で右に落とす。
森勇人は縦に仕掛けてDFを引き付け、右に落とす。
石川大貴が走り込んでパワフルに叩き込んだ!
<名古屋グランパスU15 1-0 ヴィッセル神戸U-15>
技術のある選手が連動した素晴らしいアタックでした。
名古屋が先制して前半40分が終了。
40分、神戸は吉村祐輝→松井慎太朗。
松井が左サイドに入り、小西が右に回る。
43分、名古屋は石川大貴が相手ボールを奪って左サイドに叩く。
北川柊斗がヒールで外に落とす。
森勇人が縦に運んで左中間にスルーパス。
北川はエリア左にフリーで抜け出して右足でシュートを狙う。
決定的だったけどGK藤田惇生がブロック。
55分、神戸は左CKを笹倉蓮が左足で入れる。
高橋健太のヘッドはGK板倉徹汰が拳で弾いてバー。
58分、神戸は髙橋醇→南島彰人。
神戸は2トップに切り替えた。布陣がこう↓
−−−−松井−−−−藤本−−−−
−−小西−−−笹倉−−−南島−−
−−−−−−−中井−−−−−−−
−山口−-伊井野−高橋健-−石井−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−藤田−−−−−−−
終盤は名古屋が優勢に試合を運んでいた。
71分、名古屋は石川大貴が相手ボールに詰めて奪う。
金来遠が左から中に短くつなぐ
伊藤昌記は左足一閃!約20mの強烈ミドルがネットに突き刺さった。
<名古屋グランパスU15 2-0 ヴィッセル神戸U-15>
72分、神戸は笹倉蓮が右サイドから左足で折り返す。
松井慎太朗のヘッドはGKの頭上ぎりぎり。
板倉徹汰が戻りながらパンチして枠の上。
73分、名古屋は桜井昴→曽雌大介。
75分、名古屋は金来遠→赤塚竜馬。
77分、名古屋は伊藤昌記→児玉海。
名古屋の最終布陣がこう↓
−−−−−−−北川−−−−−−−
−−児玉−−−-森-−−−曽雌−−
−−−−−赤塚−−石川−−−−−
−松田−−後藤−−中島−−若園−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−板倉−−−−−−−
神戸は伊井野克也が前線に上がった。
しかしパワープレー及ばずタイムアップ。
名古屋が2-0と勝利して決勝進出を決めた。
名古屋はやるべき選手がやるべき仕事をした。
北川柊斗は秋にコンディションを大きく落としていたそうだ。
何しろクラ選、ブラジル遠征、高円宮杯、アジアユースと大忙しである。
高田哲也監督曰く「オーバートレーニング気味」だったらしい。
ただ今日のプレーを見る限りは状態も戻りつつあるようです。
前線でとにかく彼にボールが納まる。
キープ力が高くて、マークを外すのが上手い。
両足を自在に使えて「急所」に配球できる。
今日は無得点だったけど貢献度は大でした。
名古屋は2列目に上手くて速い子が揃っている。
彼らが北川柊斗のポストに呼応して、次々と連動して…。
そうなるとなかなか止まらないですね。
神戸も素晴らしかったです。
夏からここまで良くなるとは思わなかった。
下級生の多い「発展途上」のチームである。
体格は去年に比べると平均10cmくらい小さいんじゃないかな?
でもボールを動かして、守備も前から圧力をかけて、
名古屋をかなり苦しめていた。
【関連記事】
・高円宮杯R16 宇治×SSS
・高円宮杯U-15 浦和×名古屋FC
・高円宮杯U-15 東京V×新潟
・高円宮杯U-15 グランセナ×神戸FC
・日韓大学選抜サッカー 関東×韓国
大学サッカーまで取材をこなす新鋭ライター