「ヨナのためにも…」浅田真央の不振に韓国も驚き

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浅田真央が今季前半戦のグランプリ(GP)シリーズで、NHK杯8位、フランス杯で5位に終わり、2季連続でGPファイナル出場を逃した。不調が続く浅田に、日本国内だけでなく“最大のライバル”キム・ヨナの母国からも心配する声が上がった。

28日のフランス杯でファイナル進出が絶望的になると、韓国メディアは「浅田GPファイナル進出失敗」「衝撃的な没落」などと一斉に報じた。酷評する内容が目立ったが、「ジャンプだけでなく心理的な不安感や自信喪失があるのではないか」と調子が出ない原因について分析する記事もみられた。

中には、キム・ヨナのためにも調子と取り戻して欲しいと、復活を願う声も出た。韓国メディア「ukopia」は29日付、「キム・ヨナと浅田真央。二人はどちらが欠けてもいけない」との内容を伝えた。

「今のキム・ヨナを作ったのは、献身的に面倒を見る母親、ブライアン・オーサーコーチ、デービッド・ウィルソンコーチがいたからこそ。だが、絶対に忘れてはいけない人がいる。それは永遠のライバル浅田真央」「浅田のスランプは一時的なもの。実力は簡単に持てるものではないし、逆に簡単に失うものでもない。今の不調は笑って洗い流すのがいい」「キム・ヨナが現役生活を続けるなら浅田は必ず必要な存在。それは浅田も同様。二人はどちらが欠けてもいけない関係だ」。

実際に、キム・ヨナも浅田に対して格別な思いを持っているようだ。21日に放送されたケーブル番組に出演した際「浅田真央は私を刺激する存在。怠けそうになっても『今ごろ真央は何をしているんだろう、私のようにさぼってるのかな』と思い、気を引き締めて練習した」と告白している。

キム・ヨナは30日、世界選手権(来年3月)で披露する新しいプログラムの曲名を発表した。一方、浅田は世界選手権に出場するため、まずは12月の全日本選手権に挑む。常に注目の集まるふたりだが、今回の浅田の不振について、キム・ヨナはどんな思いで見ているのだろうか。


参照:浅田が墜落するのはキム・ヨナがいないから... - ukopia
参照:キム・ヨナ「今、浅田真央は何をしているだろうか、で気持ちを切り替え」 - マイデイリー

(文:林由美)

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