Google Earthが教えてくれないことも分かる

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   講談社から2010年10月15日、じつにスケールの大きな本が発売された。『地球診断』(編・著、太田弘、齊藤忠光)がそれだ。

   人工衛星が地表を観測した画像を、太田、齊藤両氏のほか、宮脇昭・横浜国大名誉教授や正井泰夫・立正大学名誉教授、清水靖夫・地図情報センター理事ら、多彩な分野の専門家が分析。日本のJAXA(宇宙航空研究開発機構)が打ち上げた人工衛星「だいち」が約690キロメートルの高さで地球を周回しなが観測を続け、撮影した姿を中心に、世界中のさまざまな地域の事象を解説している。

   ネットで容易に地球の衛星画像を見られるようになったが、地表はつねに変化し続けている。大地震で地形を変えた中国・四川、フィリピン・ピナツボ火山に見る大自然の「驚異の再生力」、急速に溶けているロシア・シベリア地方の「永久凍土」、消えゆくカザフスタンの大アラル海など、50あまりの地域の鮮明な衛星画像がわれわれに語りかけるものは重く、時にせつない。

   テレビでは伝えきれない環境問題の真実がこの本の中にある。

   単行本(ソフトカバー)、128ページ。定価2940円。 <モノウォッチ>

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