電柱番号や機材のメーカー名、製造年月などはすべて選択肢に丸印を付ける方式。記入者の文字の癖などによる誤認識を極力避けられる

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   書いた内容がデジタルデータ化される「アノト方式デジタルペン」の利用範囲が日増しに拡大している。中でも、医療や介護、教育現場での利用が目立っているのだが、じつは、東京電力も2005年から導入しているのをご存じだろうか。

記入漏れがあればアラートで表示

   「アノト方式デジタルペン」は、一見したところふつうのペンだが、ペン先に小型カメラが仕込まれており、専用紙に印刷されているドットパターンをカメラが感知することで、筆跡、書き順、スピード、筆圧などを自動で記憶し、書いた内容をデジタルデータに変換する優れものだ。

   そのデジタルペンを、東京電力では、所有する約600万基の電柱を調査点検する際に利用している。電柱1本1本のデータを電子化して管理/分析するには、簡単かつ正確なデータを収集することが不可欠。デジタルペンならば、新たな電子機器を使うよりも、ふだんから慣れているペンと紙を利用するので入力がしやすく、操作方法も簡単だ。「導入の際、(点検担当者たちからも)スムーズに受け入れてもらえた」と担当者は話している。

   蓄積されたデータは作業者が帰社後、パソコンにつないだクレードル(スタンド)にペンを差し込むと、専用プログラムが起動してデータが自動転送される仕組み。記入漏れなど不備がある場合はアラートが表示されるので、取り込みデータの確認・修正の負担が軽く、不備データの確認漏れも防いでいる。そして、これらのデータをデータベースソフトにより一元的に管理されることで、我々の生活も守られているというわけだ。<モノウォッチ>

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