ノーベル平和賞受賞した受難

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ノーベル平和賞受賞も苦境に

今年のノーベル平和賞は劉暁波氏に決まりました。劉暁波氏は、もともとは著作家で、人権運動や民主運動を行い、現在服役中です。

そのため、中国政府は、この受賞を「ノーベル平和賞を冒涜するもので、我が国とノルウェーの関係に損害をもたらす」と批判、妻の劉霞氏は現在自宅軟禁状態におかれています。

妻、苦境を訴える

妻の劉霞氏は、現在、警察官同行下の買い物でさえも外出を禁じられ、携帯電話の通話も停止されています。そんななか、ツイッターを使って、彼女は苦境を訴えています。asahi.comの伝えるところによれば、

13日のツイッターで「昨日は家族と電話できなかったので、今日、77歳のお母さんが私に会いに来た。心配。とてもつらい。両親と兄弟に感謝する。私と同じように劉暁波を愛してくれて」とも述べた。


その他、携帯電話を新しくしても結局また通話を停止させられたことなどを訴えています。

隠しても、隠し切れない

中国国内では徹底的に情報操作をされていて、今回のノーベル平和賞受賞について、国民はほとんど知りません。

しかし、インターネット社会においては、ツイッターなどを使って情報発信ができる以上、隠し通せるものではなく、今回のノーベル平和賞は不当な軟禁状態や弾圧を解除する動きを助長するものとなるでしょう。


▼外部リンク

asahi.com 平和賞・劉氏の妻、ツイッターで「不法軟禁に強く抗議」
http://www.asahi.com/international/update/1013/TKY201010130407.html

劉霞ツイッター
http://twitter.com/liuxia64

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