中国のインターネットで、「2010年10月は、土曜日・日曜日ともに5回ずつある。823年に1度の現象だ」との噂が広まった。メディアの問い合わせを受けた天文台の専門家は「なんの根拠もない。実際にはかなり多く出現する」と、首をひねる。中国新聞社が報じた。

 「2010年の10月のカレンダーは823年に1度」説は、ユーザーが事実を確認せずに、掲示板などに次々に転載することで広まった。

 2010年1月も、土・日は各5回あった。「噂」となった10月を調べると、2011年、2016年、2021年、2022年の同月は、土・日曜日がともに5回ある。

 要するに、その月の1日が第1土曜日なら、最終土曜日は29日で計5回。2日が第2日曜日になるので、最終日曜日は30日。やはり計5回だ。2月でなければ必ず、「土曜日も日曜日も月に5回」になる。また、その月の2日が第1土曜日なら、最終土曜日は30日。その場合、3日が第2日曜日になるので、最終日曜日は31日。つまり、1カ月が31日の「大の月」ならば、「土曜日も日曜日も月に5回」となる。

 カレンダーを調べるか、1カ月に特定の曜日が何回あるかの法則をちょっと考えれば、「823年に1度は、ありえないだろう」と分かりそうだが、中国のインターネットでは、この「珍説」が大いに広まった。

 中国で、カレンダーの編集と発表を行うのは南京中国科学院紫金山天文台だ。同天文台暦算室の陳芳教授は「本当に珍しい現象なら、適切な時期に発表するのだが」と述べた。(編集担当:如月隼人)



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