「検察」は失墜した信用を回復できるか

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   郵便不正事件に絡む証拠改ざんで、大阪地検特捜部のエース検事が最高検により逮捕されるという前代未聞の事件で大揺れだ。そんななか、元大阪高検公安部長が著した新刊本『検察の大罪 裏金隠しが生んだ政権との黒い癒着』(講談社、2010年7月29日発売)が話題になっている。

   著者はらつ腕検事と恐れられた三井環氏。大阪高検公安部長だった2002年4月に、テレビ朝日「ザ・スクープ」収録の3時間前、大阪地検特捜部に逮捕された。逮捕理由は、法律の専門家も首をかしげるほど、不可思議なものだった。三井氏は、「ザ・スクープ」の収録で「法務検察の組織的な裏金づくり」について告発する予定だったが、その寸前での緊急逮捕で塀の中へと送り込まれてしまったのだ。

   同書には、検察の裏金づくりだけでなく、自民党政権(当時)や暴力団との癒着の構図などについても、具他的事例をあげ「検察の闇」を告発。

   冒頭の特別寄稿で、かつて「ザ・スクープ」のキャスターを務めていた鳥越俊太郎氏は

「三井環をひとりにはさせず、その究極の闘いを受け止め、国民もマスコミも声をあげていく必要があるのではないか。そうでないと検察の体質は変わらず、検察はいつまでもきれいな服を着ようとはしないからである」

と記している。

   単行本、210ページ 。定価1575円。<モノウォッチ>

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