ユヴェントスは12日のセリエA第2節でサンプドリアと対戦する。敗北に終わったバーリとの開幕戦のことを払しょくするチャンスだ。そして、ルイジ・デルネーリ監督とベッペ・マロッタGM(ゼネラルマネジャー)にとっては、それ以上の一戦となる。古巣との対戦となるデルネーリ監督は、サンプFWアントニオ・カッサーノについて次のように述べ、再び彼と――もしかしたらユヴェントスで――再会するかもしれないと語った。

「明日の試合でカッサーノがいつもより良くないことを願っているよ。(サンプドリアの本拠地)ジェノヴァで私は監督として、彼は選手として、それぞれやるべきことをやった。ときには怒ったり、理解し合えないこともあったが、素晴らしい関係が生まれたんだ。彼にとって、自分が重要な刺激になったと思っているよ」

「私は正しかった。素晴らしいシーズンを経て、今の彼は(イタリア)代表も手中に収めつつあるんだ。イタリアサッカーはミスター・プレーヤーであり、偉大な人間でもある選手を取り戻したんだよ。再び彼を指揮したいか? ローマの後で彼を指揮することはもうないと思っていた。だが、人生では絶対ということはない。ここユーヴェでそうなるかもしれないし、ほかのチームかもしれないね。カッサーノはどのチームも欲しいと思うような選手だ」

だが、デルネーリ監督はアマウリ、ヴィンチェンツィオ・イアクインタ、ファビオ・クアリアレッラ、アレッサンドロ・デル・ピエーロというユーヴェのストライカーたちが、カッサーノやジャンパオロ・パッツィーニのコンビよりも良いと強調している。

「ユーヴェとサンプの攻撃陣はどちらが優れているか? 私はここで4人のストライカーを見つけた。彼らはみんな代表チームにいる、あるいはいた選手たちだ。彼らと(ジャンパオロ・)パッツィーニやカッサーノなら、私は今の私の選手たちをキープするよ」