担当M(以下M):日本代表監督がなかなか決まりませんね。

ラモス(以下R):そんなに困ってるんだったら、今年だけでいいから僕にやらせてほしいですね。次の監督がやりやすいようにしっかり基礎を作っておきますよ。それに盛り上げますよ〜。

M:ラモス代表監督ならどんなチーム作りをしますか?

R:まずほとんどJリーグの選手だけを招集しますね。呼んでみたい選手はたくさんいます。小野(清水)、前田(磐田)、安田(G大阪)、栗原(横浜FM)、金崎(名古屋)、柏木(浦和)、原口(浦和)、河野(東京V)、乾(C大阪)、森重(F東京)、石川(F東京)……、たくさんいるなぁ。海外組の例外はワールドカップで出番がなかった森本(カターニア)。ね、楽しそうなチームになるでしょう?

M:これまでの日本代表チームからは?

R:闘莉王(名古屋)とか遠藤(G大阪)はもちろん呼ぶと思いますね。俊輔(横浜FM)や岡崎(清水)、阿部(浦和)、今野(FC東京)、大久保(神戸)、憲剛(川崎)もね。

M:アジア大会にはJリーグの選手中心で臨むんですね。

R:そこでチームの基礎を作って、海外で活躍する選手たちを呼ぶ前の段階を作ったらいいと思うんですよ。苦労するとは思いますけど、きっとサポーターやファンの人たちは何をやろうとしているか理解してくれると思いますからね。

M:戦い方はどうしますか?

R:僕は2トップが好きだけど、その2トップを横に並べたり縦の関係にすることで、4-4-2や4-2-3-1にできると思います。4-2-3-1のときは1トップと2列目の3人の計4人で攻める、そして4人で点を取れるようなサッカーをしたいですね。相手のボールを奪ったらその4人はどんどん前に飛び出していく。そこにボランチが押し上げるという形です。後ろにクレバーな選手がいれば前の選手への負担が少ないシステムですよ。でもまず最初に何人かの選手と話をして、自分のやりたいポジションはどこなのか確認したいですね。たとえば憲剛、岡崎、大久保はどこをやりたいのか、まず聞いてみたい。その上で、チームの戦い方を説明して、どういう役割をやってほしいか、話をすると思います。どうかな、そうやってみんなで作り上げていく日本代表。

M:そういう自分ならこういう日本代表を作ります、というのは監督選考の前に聞いておきたい話ですよね。

R:でしょう? 僕には明確なビジョンがありますよ。オファー待ってます!!