面接回数が多い会社は、良い会社?

中途採用の面接は2、3回がだいたいのラインですが、なかには5回面接のある会社も。反面小規模の会社だと、社長面接一回で即決という場合もあるようですが、この面接回数の多少は何か理由があるのでしょうか。教えて!gooでも質問があがっています。

「面接回数が多いほど、良い会社?」

質問者はIT系企業を受けようとしていますが、面接回数が4回ある場合もあり、なぜそんなに面接の回数が多いのか、回数が多いほど良い会社なのか?と、その判断基準について疑問を感じているようです。

それに対する回答は、

   「面接が多いからと、良い会社というわけではありません。…特にIT系は、会社に利益をもたらす人材になるまで3年はかかると言われているのにもかかわらず、3年以内に辞めていく人が多い業界です。会社からしたら、お金をどぶに捨てているようなものですよね。だから、慎重に選んでいるのかもしれません」(shinknyackさん)

   「取引先とか気を引きたいとこへのパフォーマンスに過ぎず、単なる宣伝・ブランドイメージのための道具(消耗品扱い)にされているのかも…」(panda-umauさん)

   「慎重に検討していることは伺えますが、良い会社かどうかとは別問題です」(zorroさん)

また人事採用・教育に関わる仕事をしていたというshinknyackさんは、採用の一般的なマニュアルに沿ってやっているか、下記のような意味を含めて、慎重に選んでいるのかもと自身の経験から推測しています。

   「社員さん(の数)に余裕がある会社は、

1. 入社2〜3年目の社員レベルによる面接  
→ 直属の上司や年齢が近い人が、合うかどうか。基本一緒に働きたいかという判断

2. 人事面接
→ 人事の人による面接。2〜3年目の社員がいいと思った人を改めて人事が見る。会社に必要な人材か見極める

3. 役員(役員レベル)による面接
→ 会社を動かすある程度の権力をもった人との面接。人事が気に行ったとしても、役員に嫌われたら、入れてもらえないでしょう

4. 社長面接
→経営者による最終的な決定」

■面接1回は要注意!多すぎるのも、メリット・デメリットが

一般的に面接回数が多い・少ないは、あまり会社の善し悪しとは関係ありません。しかし面接が1回というときは要注意です。社長がワンマンで人事権のすべてを掌握している場合があり、他の人が口を出せないケースも多くあります。一般的にはやはり2回・3回が基本です。

面接回数が多くて良い場合は…

(1)会社側にとってはいろいろな視点から応募者を判断できる。応募者側も現場の人間・経営者に会うことができ、その会社がどんな社員・役員で構成されているか、社風を判断する情報が増える。
(2)同じ質問を複数の社員・役員にぶつけることができ、入社前に知っておきたい情報をいろいろな視点から知ることができる。

反面、悪い点は…

(1)面接回数が多いことで、不採用になる可能性が高まる。
(2)複数応募をしているときに、時間調整が難しくなり、特に現職の場合、何度も勤務中に面接にいかなければならない。
(3)同じ質問が重なることが多く、回答をTPOにあわせてかえるべきかどうか迷う。
(4)現場と人事、そして経営のそれぞれの採用視点がずれてしまっている可能性がある。

それでは企業側はなぜ面接回数を増やすのかというと、もちろん良い点・悪い点に書いたものも含め、慎重に採用したいと考えている場合もあれば、単に現場と人事が合格させた人材が本当に会社にあっているか、役員が信用していない場合もあり、様々です。

もし内定となったら、いろいろと社風などについて質問を綿密に行うべきでしょう。それぞれの面接で、自分のどこがみられていたのですか?という質問も良いかもしれません。
 
桜井 規矩之左右(Kikunozou Sakurai) →記事一覧

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