「一次リーグの好サプライズ、日本が準々決勝進出をかけて、29日(16時)プレトリアでパラグアイと対戦する。“サムライ”たちの必殺兵器は何と言ってもFWの本田圭佑だ」―フランスのレキップ紙(ウェブ版)が28日、こう書き出して本田を「日本のエンジン」と紹介した。

 同紙は、「W杯前までわずか12試合しか代表でプレーしていなかった」本田が「閃光のように」力を発揮、そのスピードとテクニックを武器に一次リーグの3試合にフル出場して2ゴールをあげ、ベスト8を狙う日本のキーマンとなったと評している。

 記事では、本田が本来は攻撃的MFでFWではないことも説明。岡田監督が4-5-1というきわめて慎重なフォメーションを敷き、そのワントップに本田を置くのは、絶大な信頼を寄せている証しと分析した。

 オランダのVVVフェンロでは、2部に降格したチームを再び1部に引き上げる原動力となり、その驚嘆に値するフリーキックで「カイザー(皇帝)・ケイスケ」の異名をとったと紹介。その後のCSKAモスクワへの移籍については、同時期にフランスのクラブへも売り込みがあったにもかかわらず、反応を示さなかったことを残念がる論調だ。

 「900万ユーロ(約12億円)を投じたCSKAが元をとるには時間がかからなかった」と、欧州にその名を轟かせたチャンピオンズリーグ・セビージャ戦での「30メートル・ミサイル弾」にも触れ、「そのときから本田はターボを装着していた」と結んだ。大会前から専門家はすでにW杯での飛躍を十分予期していたことを感じさせる。