28日の南アフリカ・ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦で、ブラジルと対戦するチリ。過去の対戦成績では、ここ8試合で勝利を収めていないチリだが、彼らに試合へ向かう姿勢を変えるつもりはないようだ。

DFマウリシオ・イスラはブラジル戦に向け、次のように話している。

「ここまでの僕らは、常に3トップで戦ってきた。そしてそれが機能してきたんだ。今になって、自分たちの特徴をおかしく変えたりすることは考えないさ。だから、攻めることは諦めないよ。難しい試合が待っているだろうけどね」

「ブラジルはサイドが非常に強い。右サイドも左サイドもね。本当に素晴らしいマイコンのような選手がいるんだ。彼らを止めるための秘訣は、自分たちのプレーリズムで戦うことだよ。僕らはスペイン戦のように繰り返さなければならないんだ。スペイン戦での僕らはパーフェクトだった。攻めて、守備もコンパクトだったんだ。ミスを犯してしまうまでね。それによって、僕らは敗れたんだ。今回はそれが起きてはいけない」

ウディネーゼでプレーするイスラには、ローマが関心を寄せていると言われる。だが、イスラはマーケットに関する質問をされると、「今はW杯のことだけを話そう」と答えている。

チリ国内はブラジル戦に向けて大きな自信を感じているようで、それはかつてインテルでプレーしたイバン・サモラーノ氏も同じなようだ。同氏は次のようなコメントを残している。

「今の彼らの戦いぶりを考えると、チリがブラジルを倒したとしても、なんら不思議なことではないと思う。我々は良いW杯を過ごしており、ほかとは違うところを示した。チリは守ることを考えず、すごく攻めるチームだ。だからこそ、ブラジルを倒したってサプライズじゃないんだよ」

ただし、サモラーノ氏は楽観的な姿勢を見せながらも、現在のブラジルが「まちがいなく優勝候補であり、彼らのレベルで5、6分間プレーすれば、2、3ゴールを決めることができる」ともつけ加えている。また、チリはMFマルコ・エストラーダとDFギャリー・メデル、DFワルド・ポンセが出場停止。先発メンバーを明かさず、練習ではDF、MF、FWとポジションを分けてトレーニングをしたマルセロ・ビエルサ監督だが、最も心配しているのはCB2人を諦めなければいけないことだろう。ゴンサロ・ヤラとパブロ・コントレラスを起用し、4バックを採用する可能性もあると見られる。また前線では、ウンベルト・スアソが出場できるのか、あるいはホルヘ・バルディビアになるのかも分かっていない。