ジョゼ・モウリーニョ監督が退任したインテルが、後任として関心を寄せているイングランド代表のファビオ・カペッロ監督は来週、契約に関する話し合いのためにFA(イングランドサッカー協会)との会談に臨むことになった。FAのアドリアン・ベヴィングトン氏が発表しており、英『BBC』が報じた。

「我々はファビオに満足しており、彼も何度となく、我々と一緒でハッピーだと強調してきた。だが、最近はFA内部で多くの変更があり、南アフリカへ行ったときに、アレックス・ホーン事務総長やサー・デイヴィッド・リチャーズと一緒に、カペッロ監督に会うつもりだ。この変更に関して協調するためにね」

このFAの動きが、インテル行きの可能性についてカペッロ監督が実際にどう思っているか、FAが探りに出ていると見る向きは多いだろう。

一方で、イングランドにとってすぐ先の未来は南アフリカ・ワールドカップ(W杯)となる。カペッロ監督はインテルに関してはコメントをせず、「W杯だけに集中している」と強調した。イングランド代表は30日に日本代表とグラーツで親善試合を行う。

だが、カペッロ監督は2012年までとなっているFAとの契約の満了についてコメントしていない。インテル行きの可能性に関して話すのを据え置くのは7月中旬までであり、その後は話を再開する可能性もあると言っているかのようなものだ。

いずれにしても、その前にカペッロ監督は、23人の最終メンバーを選考しなければならない。同監督は「すでに20人は選んだ。残りの3枠については、まだ決めなければいけない」としている。トム・ハドルストン、アーノン・レノン、ダレン・ベントといった選手たちが、日本代表との親善試合で起用されるだろう。彼らにとってはカペッロ監督を納得させるためのチャンスとなる。ロバート・グリーンやイアン・ハートとゴールマウスのポジションを争うデイヴィッド・ジェームズも出場するだろう。

また、カペッロ監督の選考に影響を及ぼすのが、5日から足首を負傷して以来、戦列を離れているガレス・バリーの存在だ。カペッロ監督はバリーについて、「ドクターは良くなっていると言っている。彼はこのチームにとって重要な存在だ。年を重ねるごとに良くなってきた。彼を南アフリカへ一緒に連れていくか、31日までに分かるだろう」と話している。

最後に、カペッロ監督は次のように「イングランドのスピリット」を忘れてはならないと強調した。

「イングランドのスピリットを持ってピッチへ向かって欲しい。イタリア人、ブラジル人、スウェーデン人、スコットランド人…それぞれがチームを指揮することがあり得るし、それらの監督がプレースタイルに影響を及ぼす可能性はある。だが、彼らは決して自分たちのメンタリティーを失ってはいけない。このチームのスピリットは、イングランドのそれのままでなければならないんだ」