“半分正式”な発表と言えるだろう。インテルとジョゼ・モウリーニョ監督の契約はまだ解消されていないからだ。だが、レアル・マドリーのフロレンティーノ・ペレス会長は、これ以上待つことを望まなかった。おそらくは、インテルにプレッシャーをかけたくもあったのだろう。26日19時30分、ペレス会長はマヌエル・ペジェグリーニ監督の解任と、「インテルとの契約関係が解決し次第、ジョゼ・モウリーニョ監督を招へいする」つもりであることを明らかにした。

「我々がモウリーニョを選んだのは、勝利を取り戻したいからであり、そのための適切な人物なのがモウリーニョだからだ。ベストでなくとも、彼は世界最高の指揮官の一人だよ。熱意があり、リーダーでいることができる。契約を解消できたらマドリーに来るとは言わない。彼は来るんだ。彼こそが我々の次の指揮官になる。この問題は解決するよ。このチームにさらなる価値をもたらせるような、世界最高の指揮官の一人に期待できることを、我々はうれしく思っている。モウリーニョとインテルの関係? 契約の解釈の問題であり、彼らが解決しなければいけないことだ。我々にできることは何もない」

ペレス会長の最後の発言は、マドリーがインテルに対して1600万ユーロ(約17億6000万円)の補償金を支払う意思がないことを示しているだろう。

「このクラブはあらゆる部門でベストの人材を得ようとしている。そのクラブにとって、この偉大なる指揮官を雇うべき、正しいタイミングだと考えているんだ。レアル・マドリーは安定を目指しており、安定とはタイトルの獲得と、ヨーロッパのトップに立つことで生まれる。モウリーニョのプレースタイルにはマドリーの価値が含まれており、それは成功と犠牲精神ということだ。我々は自分たちのモデルに忠実でなければならない。ベストの人材がいれば、最大限の利益を得ることになる」

また、ペレス会長はマーケットに関しても言及しており、「まだ監督と補強については話していない」とコメント。ローマMFダニエレ・デ・ロッシが、マドリーへの移籍は断れないと語ったことについて、「彼がそう言ってくれたのは名誉なことだね」と述べている。

ペレス会長が記者会見場にいる間に、イタリア『ANSA』通信は、インテルのマッシモ・モラッティ会長がマドリッドへ向かったと報じた。だが、ペレス会長は「彼には連絡していないし、マドリッドに来るかどうかは知らない。いずれにしても、会うことはないよ。アポイントはとっていないからね。月曜に話をしたが、契約に関する話はモウリーニョと解決しなければいけないことだ」と、モラッティ会長との会談を否定。実際、モラッティ会長が向かったのはカリアリで、マドリッドではなかった。