5月23日(日)に東京競馬場で行われたGIレース「優駿牝馬(オークス)」において蛯名正義騎乗のアパパネと横山典弘騎乗のサンテミリオンがほぼ同時に1着入線を果たし、約10分の写真判定の末、同着優勝となりました。中央競馬のGIレースで同着優勝となるのは史上初。

競馬では着差は原則として目視で行われますが、その差が少ない場合には写真判定が行われます。ほぼタイム差がゼロの場合でもアタマ差(約40cm)、あるいはハナ差(約20cm)での判定が出ますが、今回は写真においてもその差が確認できないレベルだったというわけです。

詳細は以下から。
アパパネとサンテが同着V!/オークス - 競馬ニュース : nikkansports.com

優駿牝馬は桜花賞、優駿牝馬、秋華賞と続く3歳牝馬クラシックレースの2冠目で、東京競馬場2400mで行われるレース。前日に1番人気となっていたのはチューリップ賞(GIII)を制したショウリュウムーンで、阪神ジュベナイルフィリーズ、桜花賞とGIを2勝しているアパパネは2番人気でした。

レースは雨の中で行われました。アパパネは馬群の後方外側につけ、、サンテミリオンがその前を走行。直線の残り200m地点でアパパネが一度は先頭に立ちますが、内からサンテミリオンが差し返し、残り50m地点ではサンテミリオンが体勢有利に持ち込みました。ゴール板を通過するときには体はサンテミリオンが有利ながら、首の上げ下げはアパパネ有利に見えるという状態で、レース結果は写真判定にもつれ込み、約10分の写真判定の末に同着での優勝が決まりました。

写真判定結果、まさに同着。アパパネはこれで二冠を達成、サンテミリオンは初のGI制覇となりました。

同着はそうそうあることではないのですが、1992年の第15回帝王賞(大井競馬場で行われるレース、1997年から地方競馬のGIレースに格付け)ではナリタハヤブサとラシアンゴールドが同着優勝しています。ちなみに、このときナリタハヤブサには横山典弘騎手が、ラシアンゴールドには蛯名正義騎手が騎乗しており、奇遇にも今回と同じ騎手の組み合わせとなっています。
YouTube - 1992・帝王賞・ラシアンゴールドとナリタハヤブサが同着

また、非常に際どい結果としては、1996年の第30回スプリンターズステークス(GI)では1着のフラワーパーク(田原成貴騎乗)と2着エイシンワシントン(熊沢重文騎乗)の着差がわずか1cmほどだったというケースがあり、このときの写真判定には12分かかりました。フラワーパークの田原騎手はあまりの僅差に「1着同着でもよかったのに」と語ったそうです。
YouTube - 1996 スプリンターズステークス(G1) フラワーパーク vs エイシンワシントン

先日のNHKマイルカップはダノンシャンティが日本レコード勝ち、そして優駿牝馬は2頭が同着優勝。果たして東京優駿(日本ダービー)にはどのようなドラマが待っているのでしょうか。

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