21日、従業員の飛び降り自殺が相次いでいる台湾系大手携帯電話機メーカー、富士康(フォックスコン)の深セン工場で、10件目の自殺事件が起きた。写真は富士康の深セン工場。<url name="【その他の写真】" url="http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=42316">

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2010年5月21日、従業員の飛び降り自殺が相次いでいる台湾系大手携帯電話機メーカー、富士康(フォックスコン)の深セン工場で、10件目の自殺事件が起きた。千龍網が伝えた。

事件があったのは21日早朝。従業員1人が飛び降り自殺を図り、死亡したと地元の警察当局が発表した。これで、同工場で起きた自殺事件は計10件。8人が死亡し、2人が未遂に終わった。

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事件前から同工場は今年に入ってからすでに9件の自殺事件(未遂が2件)が相次いだことで、議論の的になっていた。元女性管理職が悲惨な体験を暴露した告発本を出版するなど、ネット上を中心に劣悪な労働環境が原因であるとの見方が高まっていた。

一方、富士康側は一連の自殺事件について、「あくまでも個別案件。恋愛や家庭問題など、それぞれが別の悩みを抱えていた」と主張。悩みを抱える従業員向けの相談ホットラインを設けたり、ストレス発散のための施設を開設したりするなど、対策に乗り出した矢先だった。

記事は、一連の自殺事件は従業員を酷使する企業の実態を浮き彫りにしていると指摘。これは氷山の一角に過ぎず、実際に労働法をきちんと守っている企業がどれほどあるのかと疑問を呈した上で、関連当局が早急に労働者の権利を守るための対策を打ち出さなければ類似の事件はなくならないと強調した。(翻訳・編集/NN)

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