ユヴェントスは10日、取締役会議を行い、決算の承認に加えて、ジャン=クロード・ブラン会長が新たなクラブ体制についてのプランを提示した。さらに、取締役会はCONI(イタリアオリンピック委員会)とFIGC(イタリアサッカー連盟)の会長、サッカー連盟検察と検察長に対し、インテルに授与された2005-06シーズンにスクデットのはく奪を要請している。

ユヴェントスは公式サイト上で、ナポリで行われているカルチョーポリ(カルチョ・スキャンダル)の裁判において浮上した新たな盗聴捜査記録から、インテルも審判セクション(元審判選定委員長ら)とのコンタクトがあったことが分かったとし、これらはユヴェントスが処分されたときの基準に照らし合わされるものだとしている。

さらに、取締役会はゼネラル・マネージャーとしてベッペ・マロッタ氏(現サンプドリア代表取締役)の加入を承認。新たなスカウト部門のトップ(ファビオ・パラティーチ氏)も承認された。一方で、新監督については長時間に渡って議論されており、ユヴェントスから遠ざかりつつあると見られるリヴァプールのラファエル・ベニテス監督の代役についても検討されている。