3日に行われたラツィオ対インテルの一戦は、ライバルであるローマの優勝を望まないラツィオのファンが、アウェーのインテルを応援する事態となった。そしてラツィオも攻撃面でほとんど何もつくることがなく、インテルが2−0と勝利している。

ローマの幹部、ジャン・パオロ・モンターリ氏は試合後、「今回見たようなことを自分の目で目撃するとは思ってもいなかった。この試合の前までは、そんなことはないだろうと思っていた。だが、ラツィオが負けただけでなく、スポーツ全体が負けたんだ。特にサッカーがね」と苦言を呈した。さらに試合から一夜明けた3日、『ラジオ・アンキーオ』で同氏はこう繰り返している。

「サッカーの歴史において最も醜い1ページの一つとなった。だが、インテルはまったく関係ない。彼らも困惑していたに違いないんだ。ラツィオがちゃんとサッカーをしたとしても、いずれにしたって負けていただろうからね」

「昨日の試合の内容はX線で検査しなければいけない。サッカー界がスポーツ倫理とは関係なく、外部に左右されるという危険や恐れを生み出しかねない、とても深刻な前例になり得ることなんだよ。このスポーツはこんなではいけない。変える必要がある。そして何かができるとしたら、それは体制上のことしかないんだ。私がとても心配しているのは、街の雰囲気だよ。次のダービーで問題が起きやしないか、我々は十分に注意する必要がある。変えようという意欲が必要なんだ。そうでなければ、非常に深刻なことが起きかねない」

ローマFWフランチェスコ・トッティがダービーで勝利したあとに、親指を下に向けるジェスチャーをして物議をかもしたのは、つい先日のことだ。

「この前後関係からいって、すべてに議論の余地があるのは間違いない。だが私は、あれは冷やかしの範ちゅうにとどまるものだと思う」

一方、前日の試合でローマと対戦したパルマも全力を尽くさなかったという意見に対しては、

「私はあそこにいたけど、完全に違う姿勢を目にした。パルマには多くのモチベーションはなかった。だが、彼らは偉大なチームとして激しい闘争心をもって戦ったんだ。だが、昨日のことはみんなが目にしたはずだよ」

ローマは正式に抗議することを検討している。一方で、5日のコッパ・イタリア決勝(ローマ対インテル)に向けては、安全面に関して慎重になることを呼びかけている。

また、シーズン終盤戦では同時間帯に試合をすべきという意見が再び持ち上がることも確かだろう。アタランタ対ボローニャの一戦がラツィオ対インテルの同時間帯だったら、終盤までアタランタがリードしていたことから、ラツィオも違う試合をしていたかもしれないからだ。それは、ラツィオMFクリスティアン・ブロッキが「アタランタの試合によって、僕らはより落ち着いてプレーできた」と認めている。また、モンターリ氏も「同時間帯に試合をすることは重要な要素だ。3日の試合がすべて同じ時間帯に行われていたら、違う形になっていただろう」とコメントしている。