21日、南方都市報は記事「多結晶シリコン神話の破綻で価格暴落、裸で放り出された中国中小企業」を掲載した。中国ではブーム時に参入した企業が多く、深刻な生産過剰に陥っているという。写真は浙江省の多結晶シリコン工場。<url name="【その他の写真】" url="http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=41568">

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2010年4月21日、南方都市報は記事「多結晶シリコン神話の破綻で価格暴落、裸で放り出された中国中小企業」を掲載した。以下はその抄訳。

液晶ディスプレイや太陽電池などハイテク製品に用いられる多結晶シリコン。その需要の強さから、2007、2008年にはキロあたり500ドル(約4万6500円)もの値がついた。ある業界関係者は「多結晶シリコンの生産ラインは、金を刷る印刷機のようなもの」と話したほどで、多くの中国企業が参入するブームとなった。

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しかし国際金融危機により状況は一転した。多結晶シリコンの価格はなんとキロあたり50ドル(約4650円)にまで下落。ピーク時のわずか10分の1という惨状となった。中国の多結晶シリコン生産能力は3万トン超で、しかもなお10社以上が工場新設・拡張を予定しており、年内にも生産能力は10万トンを超える見通し。生産過剰はさらに深刻化するという。

また、中国企業の技術力不足も問題だ。日本のトクヤマ、米国のHemlockなど海外の大企業はキロあたりの生産コストは20ドル(約1860円)前後と見られるが、中国は大手企業でキロあたり40ドル(約3920円)、中小企業にいたっては50〜70ドル(約4650〜6510円)と高く、現在の価格水準では生産すればするほど赤字になるという。ブームに釣られて参入した中国企業の多くは今、存続の危機に瀕している。(翻訳・編集/KT)

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