ザック:「ユーヴェはどこも恐れない」
「ユヴェントスはメンバーが万全なら、どこが相手でも恐れることはない」。アルベルト・ザッケローニ監督はそう確信している。ユーヴェは自信と士気を取り戻し、負傷者が復帰したことで指揮官はターンオーバーが使えるようになり、疲れ果てている一部選手を休ませられるようになる。リーグ戦とヨーロッパリーグ(EL)で戦い続けるためだ。
14日に行われるセリエA第28節のシエナ戦を前に、ザッケローニ監督は記者会見で次のように語った。
「4位争いは激しい。刺激は感じているよ。ユヴェントスでプレーする選手に対しては、最大限の競争力を発揮させようと鼓舞する必要がないんだ。ELを戦うことは、大きなエネルギー消費となる。肉体的にも精神的にもね。だが、ラウンドを突破できれば、リーグ戦においてもさらなるエネルギーの注入となってくれるんだよ。ブックメーカーはユーヴェを優勝候補にしている? まだどのチームが残っているかも知らないんだ。私はただ、自分のチームに集中するだけだよ」
「来週の時点で、ヨーロッパの舞台に残っているイタリア勢がユヴェントスだけになっているかもしれない? 私はフィオレンティーナを応援し、ミランを応援した。そして今は、インテルを応援している。偽善者ではないよ。イタリア勢ができるだけ勝ち進むのは、全員にとって必要なことなんだ。インテルはカタいチームで、ここ数シーズンを支配してきたのは偶然じゃない」
「(インテルのマッシモ・)モラッティ会長は(ユヴェントスがELで対戦中の)フラムを応援していた? おそらく、(フラムのロイ・)ホジソン監督はイタリア語を知ってはいても、完璧ではないんだろう。モラッティ会長がユヴェントスに反してフラムを応援したとは思っていない」