10日のチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦セカンドレグで、リヨンがレアル・マドリーと1―1で引き分け、2試合合計2―1としてベスト8にコマを進めた。

 前半は圧倒的にレアル・マドリーのペース。早くも6分にクリスティアーノ・ロナウドのゴールで先制すると、試合の主導権を完全に握り、リヨンのゴールへ猛攻を仕掛けた。しかしリヨンは、守護神ロリスの好セーブなどで、辛うじて前半を耐えぬいた。

 そして後半、リヨンのピュエル監督が賭けに出た。CBブームソンとMFマクーンを下げ、代わりにシェルストレーム、ゴナロンという2人のMFを投入する。CBクリスがセンターライン付近でプレーすることが多くなり、リヨンのディフェンスラインが大幅に上がった。

 前半とは見違えるようにアグレッシブになったリヨンが75分、シェレストレームとデルガドを中心に小刻みにパスを回し、最後はリサンドロのパスを受けたピヤニッチが左足で同点ゴールを決めた。

 値千金のゴールをあげたピヤニッチは、試合終了の直後、ピッチでTF1局のインタビューに応じ「気分がいいね。僕らにはたくましさがあった。序盤は苦しかった。しかしよく耐え、いい試合ができた」と語った。

 試合前、スペインの新聞はレアルの大勝を予想する見出しを大きく掲げていた。「新聞を見たよ。腹が立ったね。僕らに対する敬意を欠いていた」と振り返ったピヤニッチ。敵地の大観衆の前でその鬱憤を見事に晴らす結果となった。

 これでリヨンのCLベスト8進出は通算4度目。ここ3年はいずれも決勝トーナメント1回戦で敗退していた。