2月21日、フェブラリーSが行われた後の東京最終レースは「東京ウインタープレミアム」と題されたJRAプレミアムの対象レースだった。2008年からスタートしたJRAプレミアムは、指定されたレースの配当に売り上げの約5%を上乗せするというもので、私達ファンは馬券を的中させればいつもより高い配当を手にすることができるわけだが、このレースは7→9→1番人気で決まり、馬連3万馬券、3連単36万馬券という波乱の結果となった。このレースでプレミアムの恩恵を受けられた人は、果たしてどれほどいただろうか。せっかくのプレミアムレースも、的中させなければ何の意味もない。そして、馬券の種類や人気によって配当の上乗せ率は上下してくるため、私達はそのあたりも考慮しつつ馬券を購入する必要があるのだ。


単勝:5.22% 複勝:4.75%  枠連:6.31% ワイド:6.26%
馬連:6.62% 馬単:6.69%  3連複:6.71%  3連単:6.79%


上記の数値は2008年から2010年までのJRAプレミアム対象全レースにおける、馬券ごとの配当上乗せ率平均値である。上乗せ率を算出する厳密な計算式の説明は省くが、この数値を基にプレミアムレースの恩恵を確実に受けるための馬券戦略を探っていきたい。

・ワイド、枠連で確実に配当ゲット
他の馬券に比べて的中率の高いワイドだが、配当上乗せ率は他の券種とほとんど変わらない6%台。レースごとに生じる上乗せ率の上下幅もそれほどないことから、確実に的中させていつもより多い払い戻しを受けたい人には一番オススメの馬券だ。枠連も、ワイドとそれほど変わらない上乗せ率。狙い馬が同枠に入った際などには積極的に買いたい。

・複勝は人気薄を狙え
上乗せ率平均では4.75%と低めだが、その上下幅が0%〜11.9%と、レースごとの上乗せ率にもっともバラつきが見られるのが複勝馬券で、上乗せ率は人気が下がれば下がるほど高くなる傾向にある。例えばウインタープレミアムで2着に入った9番人気ヤマニンリュバンの複勝が80円アップの980円となっているように、複勝を買う際には極力人気薄を意識して買うといいだろう。逆に、人気馬の複勝は10円の上積みさえ期待できないこともあるので注意が必要だ。

・穴党ならいつもどおり3連単!
3連単での配当上乗せ率は、どんなに堅かろうが荒れようが、ほぼ全てのレースにおいて6.7〜6.8%で推移している。つまり5,000円前後の配当でも10万馬券でも、確実に上記パーセンテージの上乗せが期待できる。ちなみにウインタープレミアムの3連単配当は、366,690円のうち23,260円がプレミアムの上乗せ分だが、もし100万馬券でも当てようものなら更に凄まじい金額がプラスされることは言うまでもなく、穴党の方には従来どおり3連単で攻めることをおすすめしたい。もちろん当てるのが一番難しい馬券ではあるが…。繰り返しになるが、せっかくJRAが設けてくれたボーナスステージも、払い戻しを受けられなければ何の意味もない。「JRA銀行」からいつもより余計に預金を引き出す絶好のチャンス。慎重かつ大胆に馬券検討を行いたいものである。なお、今後のプレミアムレースは、GIが開催される競馬場で当日の最終レースに行われる予定だ。