2日、ミャンマー人女性の誘拐・売り飛ばしが産業化していると中国誌が報じた。昨年、保護された女性は前年比4倍増。女性の「売値」も高騰しているという。写真は昨年5月、河南省鄭州市で保護されたミャンマー人女性。<url name="【その他の写真】" url="http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=39427">

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2010年2月2日、中国誌・中国経済週刊は、ミャンマー人女性の誘拐・売り飛ばしが産業化していると報じた。昨年、保護された女性は前年比4倍増。女性の「売値」も高騰しているという。

記事によると、中国南部・雲南省と国境を接するミャンマーから、「良い仕事がある」などと騙されて連れて来られ、山東省、安徽省、湖北省など嫁不足に悩む農村に売り飛ばされるケースが急増している。こうした地域には「金を払ってでも嫁が欲しい」と願う適齢期を過ぎた未婚男性が大勢おり、産業化の大きな要因となっている。

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需要の増加に伴い、女性の「売値」も高騰。08年の1万〜3万元(約13万〜約40万円)から、09年は4万〜5万元(約53万〜約66万円)まで跳ね上がった。容姿によってランク付けされ、若く美しい女性は風俗店に売り飛ばされることもあるという。組織で動いており、ミャンマー側で「商品」となる女性を物色し、中国側で「買い手」を探すといった分業体制を取っている。メンバーのうち4割近くが女性だ。

雲南省徳宏タイ族チンプオ族自治州瑞麗市の公安局刑警大隊の林恵明(リン・フイミン)大隊長によると、07年に助け出しミャンマー側に返した女性は54人。08年は87人、09年は268人に上った。だが、ミャンマー側から被害届が出なければ探しようがなく、娘が騙されたことに気付いていない家族も多いことから、「これは氷山の一角に過ぎない」と林大隊長は指摘している。(翻訳・編集/NN)

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