インテル、来季の目玉はグルキュフ?
バイエルン・ミュンヘンFWルカ・トーニやラツィオFWゴラン・パンデフ、ローマMFジュリオ・バチスタの獲得が注目されるインテル。だが、テクニカル・ディレクターを務めるマルコ・ブランカ氏は、一方ですでに来シーズンへも目を向けている。特に考えているのが、守備陣を中心にチームの平均年齢を下げることだ。
実際、インテルのセンータバックはルシオ、イバン・コルドバ、マルコ・マテラッツィ、ワルテル・サムエルと、すべて一流ながら30歳を越えている。残すは29歳のクリスティアン・キヴだけだ。そこで注目されているのが、ハンブルガーSVのDFジェローム・ボアテングとバーリDFアンドレア・ラノッキア、インテルの下部組織出身で今はローマでプレーするマルコ・アンドレオッリだ。
また中盤では、19歳のナイジェリア宝石、MFヌワンコが加入に向かっており、レンヌのフランスU-21代表MFヤン・エムヴィラにも視線を向かわせている。選手の代理人とインテルの幹部がすでにオフィシャルにコンタクトを取っていたようだ。
だが、次のマーケットでインテルがもっとも力を入れるのが、ボルドーMFヨアン・グルキュフだ。元インテルのローラン・ブラン監督が率いるボルドーでリーダーとなり、レイモン・ドメネク監督のフランス代表でスタメンに定着している彼を、ブランカ氏もマッシモ・モラッティ会長も気に入っている。昨夏もインテルはグルキュフの獲得に動いており、今回は2500万ユーロ(約32億7000万円)を用意している。