10日、ハノーファーに所属するドイツ代表GKロベルト・エンケが死亡するという悲報が舞い込んだ。警察の初見によると、自殺と見られている。エンケは現地時間18時30分ごろ、ハノーファー近くの踏み切りで電車に飛び込んで自殺したと見られる。

エンケは1977年8月24日、旧東ドイツのイエナ出身。テレザ夫人と数か月前に養子縁組した娘がいる。3年前には、長女を重病によりわずか2歳で亡くしていた。

ドイツ代表は14日にチリ代表との親善試合を控えているが、エンケの死に大きな衝撃を受けている。チームはボンで合宿中だが、ヨアヒム・レーヴ監督とチームマネージャーのオリバー・ビアオフ氏がエンケについてのニュースを選手たちに知らせたという。

ドイツ代表はチリ戦のほか、18日にコートジボワールとの親善試合も行なうが、エンケは細菌感染のために最近の代表戦に欠場、長期離脱を強いられ、ブンデスリーガ前々節で復帰したばかりだったため、この2試合には招集されていなかった。

イェンス・レーマンの代表引退後、ドイツ代表の正GKを務めていたエンケは、2年前のデンマーク戦でデビューを果たすと、以降7試合に出場。レーヴ監督は同選手が南アフリカでのワールドカップで正GKを務めると話していた。ただし、最近ではレヴァークーゼンGKレネ・アドラーも台頭している。なお、同選手も目の感染症のため、今回の親善試合2試合は欠場している。

今回の悲劇の原因についてはまだ明らかになっていないが、ハノーファーのマルティン・キント会長は悲報を受けて、「彼は心理的に不安定だった」と話している。エンケはボルシア・メンヒェングラッドバッハとハノーファーで196試合に出場。そのほか、ベンフィカやバルセロナ、フェネルバフチェ、テネリフェなど、国外で数多くの経験を積んでいた。