東京モーターショーの目玉?

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スバルとトヨタのコラボレーションモデルとして2011年の販売を目指して制作されたコンセプトカー、FT-86を東京モーターショーで見てきた。

このモデルはトヨタとスバルの提携後、初のコラボレーションモデルになる。

フロントにスバルの軽量水平対抗4気筒NAエンジン(おそらく2.0L)を配置し、低重心、ショートストロークを生かしたスポーティなエンジンに、ライトウェイトのクーペボディのパッケージに仕上げたいというのがトヨタの狙いである。現在スバルではエンジンをスバルAWDの機構制約上、前車軸より前、つまりオーバーハングに置かねばならず、正直、ハンドリングに寄与するパッケージにはなっていない。そこで、FR化することで、フロントミッドシップ化を果たし、低位置に配置することでスポーティなハンドリングに寄与したいというのが狙いである。しかも、スバルの水平対抗4気筒エンジンは、2リッタークラス国産エンジンの中では最軽量クラスであり、この点もスポーツカーの心臓部としては非常に魅力的である。

エクステリアのファーストインプレッションは、主観ではあるが、「ハチロクの再来」というよりは、「スープラの後継」といった感じだ。 インテリアは簡素なものだが、こちらは、少々ハチロクからのデザインキーが入っており、ハチロクに乗っていたものには懐かしく思える部分もあるのではないだろうか。
いわゆる最近の60年代のアメ車の現代版とは異なり完全に違う車となっており、エクステリアにハチロクのデザインキーが一つも入っていなかったのは非常に残念だ。正直、アメリカのメーカーに出来て、なぜ日本のメーカーに出来ないのか、それは非常に不思議である。

ハチロクを峠やサーキットで活躍しているのを見てきた者としては、多少寂しいところであるが、デザインは非常にバランスが取れており、スポーティで、あまり文句をつけるところは無い。ただし、販売価格に最大の問題が残っており、果たしてこのパッケージを200万円台で販売することが本当に可能なのであるのか。若者にスポーツカーというものを知ってもらうためにも、是非200万円台前半、いや、200万円を切る価格での販売をしていただきたい。

プリウスであれ程の値下げを断行したのであれば、この車でも可能ではないだろうか。プリウス同様、今だけの利益を考えず、将来の顧客の育成、スポーツカー市場を盛り上げるためにも、是非頑張っていただきたいと思う。


東京モーターショーの目玉? 86の再来なるか?

(文:エコフォース 神保)

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