タクシーの忘れ物で最も多いのが携帯電話。例えば財団法人東京タクシーセンターが発表している昨年度の遺失物照会件数によると、「携帯電話」は17,027件とダントツのトップで、2位の「財布」の7,796件をはるかに凌ぐ問い合わせが寄せられている。酔っ払って置き忘れてしまったり、ポケットからポロッと落ちてしまったりと、忘れてしまう理由はさまざまだが、タクシーを頻繁に利用している人なら、そうした“失敗”をしてしまった経験がある人もいるだろう。

加護亜依も10月9日に、携帯電話をタクシーに忘れるという“失敗”をしてしまった。公式ブログのエントリー「majiで凹むよ5秒前。。」によると、仕事で渡航していた米ロサンゼルスからこの日帰国した加護亜依は、タクシーに乗って移動したのだが、しばらくして仕事用の携帯電話がないことに気が付いた。

探しても見つからないため、どうやらタクシーに置き忘れてきた可能性が高いと思った加護亜依は、領収書があったこともありすぐに問い合わせ。そして携帯電話ショップに行き、「GPSやら」で端末の場所を探してもらったところ、「茨城県の砂浜か海にある」ことがわかったそうだ。

さらにタクシーの運転手から連絡が入り、「もう逢わないと思ってこのまま持ってる訳にもいかないですし、海に投げてしまいました」と言われたという。いくら忘れ物とはいえ、あまりに酷い対応。加護亜依は「ちょちょちょっと〜〜〜〜〜〜!! おっさん、いくらなんぼでも海に投げないでよ〜〜〜!!」とかなり狼狽している。

なぜ、運転手がそのような行動に出たのかは定かではないが、一般的に法人タクシーの場合、忘れ物は営業所やタクシーセンターにまとめて保管されるか、警察に届け出るのが通例。例えば東京でおなじみのタクシー「東京無線」は、タクシーの車内で忘れ物を乗務員が見つけたときには、「すみやかに会社、または警察に届けるとともに、東京タクシーセンターの相談課と配車オペレーションセンターへの届け出を取り決めている」(東京無線協同組合公式サイトより)という。きちんとした事業者なら、どこも同じような対応だ。

たまたま乗り合わせたタクシーが悪かったとしか言いようのない今回のケース。加護亜依は「完全に凹んだを通り越してます。。。。」とひどく落ち込んでいる。