テコンV

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韓国で、東京お台場のガンダムよりも巨大な「テコンV」の建設プロジェクトが進行中だという。仁川廣域市と、株式会社仁川ロボットランドは共同で、ロボット産業の発展のために総工費7845億ウォン(579億円)をかけて仁川チョンラ地区にロボットランドを建設するプロジェクトを進めている。来年5月から着工するロボットランドは、企業支援施設のほかウォーターパーク、ロボット体験館、展示館、研究開発施設などが2014年までに段階的に建設される予定で、「テコンV」はロボットランドのシンボル的存在になると見られている。

「テコンV」タワーの高さは111メートル(ビル40階ほどの高さ)、目と胸の位置にある展望台からは仁川市を一望でき、胴体部分は「テコンV」の展示館になるという。国を挙げての大プロジェクトだが、ネットの書き込みを見る限り、韓国ネチズンたちの反応は意外にも冷めた意見が多い。「なんだか微妙」「共感できない」「なぜテコンV?」「恥ずかしい」「地方選挙のための蜃気楼」「建設反対」など、否定的な意見が大部分を占め、賛成意見は1割ほどだ。

HNニヒリストさんは、韓国ネチズンたちが建設に反対する理由について次のように述べている。
「アトムやマジンガーZでは、人工知能やエネルギー、宇宙開発などの科学技術が実現する可能性を作品を通して教えてくれている。一方、テコンVは、作品の中に技術設定や科学的設定が皆無であるだけでなく、デザインのパクリ説なども抱えている。テコンVを見て科学者を目指した子供たちが、将来パクリ論争を知ったらどう思うか?そんなテコンVを、国の未来と競争力を背負ったロボット産業分野に、しかも国際空港の近くの遊園地に建てるというのは、無知から出るおぞましい発想でしかない」

かなり厳しい意見にも感じるが、現実的で、的を得た見方であるように感じる。「ロボットに対する文化的、産業的な理解が不足している。典型的などんぶり勘定型の公務員的発想だ」と指摘されているように、この事業は国民が望んでいるというよりも、国や市の思惑により進められている部分が強いのかもしれない。

(文:林由美)

参照:ネイバー
参照:ニュース

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