――ハナメは、骨董屋の店主の電球に「とにかく水道の蛇口をひねれ!」というアドバイスを受けて、低迷してる時にひらめきをもらいますが、麻生さんが同じような状況になった時に行うことはありますか?

麻生:突然踊ります。家の中で急に立ち上がって踊ったり。

――音楽を聴きながら?

麻生:無音です! だから周りからみたらちょっと恐いかもしれませんけど(笑)。あとは面白くなくても無理やり笑う。そうすると自然と気分も明るくなってクヨクヨしなくなるというか。

――今年もたくさんの作品に出演されていますが、芸能界デビューから15年目ですね。

麻生:えっ! あ、そっか。もうそんなに経つんですね全然気付かなかった(笑)。こうやってお仕事をいただけてるだけで本当にありがたいです。自分的にはよく15年もったなあって思います。

――この15年間で、代表作というか転機になった作品を3つあげるとしたら、何をあげますか?

麻生:うーん。どれもとても大切な作品ですが、3つあげるなら、「ひまわり」「夕凪の街 桜の国」「時効警察」ですね。今後も、色々な作品に出会いながら成長していきたいって気持ちはずっと変わっていないです。

「インスタント沼」ストーリー
担当雑誌が休刊になって出版社を辞めた沈丁花ハナメは、泥沼のようなジリ貧人生をやり直そうと思っていた矢先に、自分の父親が“沈丁花ノブロウ”なる見知 らぬ男だと記された手紙を発見する。事実を確かめようと手紙の住所を訪ねると、そこには“電球”と名乗る骨董屋の店主がいた…。

監督・脚本:三木聡
出演:麻生久美子、風間杜夫、加瀬亮、松坂慶子ほか
5月23日(土)テアトル新宿、渋谷HUMAXシネマほか全国ロードショー

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