川嶋あい
 4月8日に通算17作目となるニューシングル「大丈夫だよ」を発売する、川嶋あい。日米友好の証“桜の木”が太平洋を渡って100年目となる今年4月4日、総来場者数約14万人を記録したオバマ夫人会長の「National Cherry Blossom FESTIVAL」に川嶋あいが招聘され、自身初となる海外でのライブを行った。

 今回の渡米は、川嶋の存在を知った元・駐日大使 ジョン・マロット氏が、留学のため滞在中のニューヨークまで訪れ出演を打診。その熱心な気持ちを受け快諾し、参加に至った。

 ステージ周辺には総勢5千人の観客が詰め掛ける中、ライブでは新曲「大丈夫だよ」を含む計4曲を熱唱。国境を越えた天使の歌声に、涙を流す女性の姿も見られた。

 また、日米協会の強い要望により当初1ステージだったライブを2ステージに変更して行い、持参したCD500枚がライブ終了後に数分で完売。川嶋あいはライブ中のMCで「歌を通して、世界が一つになれること本当にすばらしいと思います。国境を越えた多くの方々の前で日本人である私が歌えること。歌を通して一つのメッセージが伝わってゆくよう、これからも歌い続けます」と述べた。

川嶋あい コメント
アメリカの首都で歌える喜びをかみしめながら歌いました。多くのアメリカの人たちが私の歌を立ち止まって聴いてくれた事は、本当に嬉しいことです。音楽は、国境を越えた崇高な文化であることを体中で感じました。今後の音楽人生において貴重な1ページを刻む事ができました。

ジョンマロット氏 コメント
昨年、お願いしてからやっと本物の川嶋あいを見ることが見ることができました。昨日のJAPAN BOWLでのスピーチも素晴らしく今日のライブも非常に良かった。是非、またアメリカで歌ってほしい。あいの歌は、みんなに通じていると思っている。ありがとうございました。

桜まつりとは
ワシントンの桜1909年、衆議院議員で東京市長の尾崎行雄は日露戦争を講和に導いてくれたアメリカの恩義に報いようと考えていた。そのころアメリカのタフト大統領夫人が日本の桜をワシントンに植樹したいとの希望があることを知り、ワシントンへ桜の苗木を贈る。しかし、桜の苗木は病害虫のため防疫検査が通らず、全て処分された。尾崎は再び苗木を育て、ついに3年後の1912年、3000本の苗木を贈った。その桜は100年たった今年もまた、全米で日米親善のシンボルとして人々に愛されている。

川嶋あい - アーティスト情報

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