■第6試合ヘビー級/5分3R
ポール・ブエンテーロ(米国)
Def.3R4分18秒/TKO
キリル・シデルニコフ(ロシア)

ワキを固めて、腰高、伝統空手のような構えのシデルニコフ。コーナーにブエンテーロを押し込んで、するどい左右のフックを打ち込んでいく。リング中央に戻った両者だったが、シデルニコフがまたしてもコーナーにブエンテーロを押し込んで左フックを放つ。

この大振りのフックをさけたブエンテーロは、バランスを失ったシデルニコフのバックをとるが、直後に向き合われてしまう。大振りのシデルニコフに対し、アッパーを見舞うブエンテーロだが、自分の距離で戦えず、すぐにシデルニコフに組み付かれてしまう。

コーナーでエルボーを狙うシデルニコフは、左腕をブエンテーロの首に巻きつけていたため、簡単にバックを許してしまった。しかし、ブエンテーロは自ら距離をとって、打撃戦を望んだところで1Rが終了した。

2R、やや距離を詰め、けん制以上のパンチを狙う両者。シデルニコフは、コーナーにブエンテーロを詰めて、この試合初めて連打をヒットさせる。しかし、疲れて動きが鈍ったシデルニコフ。ブエンテーロは、ハイキックを狙うがこれは空振りに。ブエンテーロが勢いを盛り返したラウンドとなった。

3R、ボディを打ち合う両者。足を使い、単発ながらヒットを続けるが、勢いのあるパンチを打ち込めないブエンテーロ。ローがきき、動きがとまったシデルニコフは、ボディに顔面にパンチを受けるシーンが目立ってきた。

ほとんど手がでず、ブエンテーロの攻撃を受けたシデルニコフは、右ストレートで後方に倒れるシーンも。すると、いいようにパンチを受けるシデルニコフにドクターチェックが入り、万事休す。ブエンテーロのTKO勝ちが決まった。

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