インテルのジョセ・モウリーニョ監督は13日のイタリア杯5回戦ジェノア戦で、既に移籍志願を表明している若き天才FWマリオ・バロテッリ(18)を招集しない意向を表明した。

 バロテッリの招集を見送った理由についてモウリーニョ監督は「考えを改めなければ、冬期移籍市場が閉鎖されるまで彼を起用する気はない。彼を最後に招集した9日から今日までで、残念ながら彼は何一つ変わっていない。練習態度、意欲は改善されないままだ」と厳しい表情で語った。

 続けて「唯一の変化は、彼の代理人を務める実兄が『マリオが移籍を希望している』と明らかにしたことだけだ。2月2日まで状況を見守るつもりだ。移籍市場が閉鎖されれば、彼はインテルに残留しなければならないことを理解するだろう。彼が態度を改善させて、出場の機会を待つようになるかどうかは誰にも分からない。現状では、彼をピッチに上がらせる気は全くない」と冷静に説明した。