昨年末に大寒波が訪れた米国では、テキサスやカルフォルニアでも積雪が観測されるなど、ちょっとした異常気象となりました。慣れない雪に、多くの都市で交通渋滞が起こるなど、なにかと大変だったようです。

ワシントン州の町、スポケーン・バレーでも記録的な雪が降り積もり、仕事や学校に行こうにも家から車を出せない人が続出しました。そこでトロイ・ガルシアさんという男性が、せめて自分の近所の雪かきだけでもしてあげたいと、自身のトラックに専用のショベルを取り付け、道の除雪をしたのです。

これには近所の人も大感激。ガルシアさんとしては、いつも世話になっているコミュニティに、自分なりの恩返しをしただけだと謙虚に考えていたのです。

ところが、どこの世界にもちょっとした「ひねくれモノ」がいるらしく、ガルシアさんのしたことは、市から許可も取っていない勝手な行為だと警察に訴えたのです。警察が調べたところ、たしかに公道で除雪をするには市の許可が必要とのこと。やむなくガルシアさんに対し、もう雪かきをしてはいけないと禁止命令を出すに至りました。

これに驚いたのはガルシアさんのみならず、近所の多くの人々でした。もし今度、先日のような積雪があった場合に、どうやって仕事や学校に行けば良いのか、緊急の時はもっと困るじゃないか……。市の除雪サービスはあてにならないし、親切なガルシアさんを処罰の対象にするなんてヒド過ぎる、という苦情が次々に寄せられています。

もしガルシアさんが市の命令を無視して雪かきを続けた場合、1回につき150ドルほどの罰金を課される可能性もあるそう。なんだか理不尽な話ですね。