現在、PEV量産に向けた取り組みで目下、世界のトップランナーとなっているのは三菱自動車だ。軽自動車「アイ」をベースとしたPEV「i MiEV(アイミーブ)」を2009年に発売し、年間2000台ペースの“量販”を目指すという。

「私がPEVの開発を担当してから今年で18年になります。今は来年のアイミーブ市販化に向けて最終の量産試作にかかっているところなんですが、PEVがようやくここまで来たという感慨と、世界で巻き起こったPEVブームをブームで終わらせないためにも私たちPEV技術者がますます頑張らないと、という思いが交錯しています」
 PEVの開発を指揮してきたMiEV技術部長の吉田裕明氏は、“PEVの夜明け”と評される今の状況を前にこのように語る。
「90年代はPEVといえば、航続距離が出ない、走らない、しかも高価ということで、ダメの烙印を押されていました。しかし、私はエネルギー効率の高さという点で、PEVは将来必ずモノになると信じていました。大きな技術的課題は、ひとえにエネルギーをためるバッテリー。そのバッテリーの性能が高まるたびに、PEVの有効性も飛躍的に高まる、と」……≫続きはこちら

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