9日、中国の青少年に広がるインターネット中毒に正式な診断基準が設けられ、精神疾患の一種に認定された。ただし中毒患者は「法的責任能力あり」とみなされる。写真は人気オンラインゲーム「魔獣世界」。
2008年11月9日、インターネットのオンラインゲームに熱中するあまりゲームと現実の区別がつかなくなった人がいれば、その人は一種の病気にかかっていると言えよう。8日、中国初の「インターネット中毒診断基準」が定められ、正式に精神疾患として認められることに。北京市の「京華時報」が報じた。
中国人民解放軍北京軍区総医院依存症医学科主任の陶然(タオ・ラン)医師は「1994年から中国国内ではさまざまな依存、中毒の研究と予防に力を注いできたが、仕事中毒やアルコール中毒、買い物中毒、ギャンブル中毒などは病気として扱われるのに対し、インターネット中毒は病気とみなされなかった」と説明。あらゆる中毒患者のなかで最も患者数が多いのはインターネット中毒で、なかでもオンラインゲーム「魔獣世界」にハマる若者が多い。北京市公安局の統計では、青少年犯罪者の76%がネット中毒だったという。【その他の写真】
このため、同医院では「インターネット中毒診断基準」を作成。これを国家衛生部が認めたため、全国各大病院や主要病院で使用されることに。陶然医師は「インターネット中毒は治療可能な精神疾患で、通常3か月前後で80%の患者が中毒症状から脱することができる」と話している。
インターネット中毒も病気として扱われることになったが、この患者が犯罪を起こした場合、この精神疾患を理由に「責任能力なし」と判断されることはないとのこと。(翻訳・編集/本郷)
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