エキゾチックな顔立ちのウゥーターソン。凱旋マッチで、どのような試合をやってのけるか

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9月20日(土・現地時間)にビバリーヒルズでプレイボーイマンション大会を行ったばかりのストライクフォースが、3日(金・同)にコロラド州ブルームフィールド・イベントセンターで『PAY BACK』を開催する。

良質のMMAイベントとして、その地位を確かなにものにしてきたストライクフォースにとって、今年2月のシアトル大会に続き、ベイエリアを飛び出しコロラド州に初進出となる同大会。

メインはデンバー在住のご当地ファイター=ドゥエイン・ラドウィック×サム・モーガンの一戦。今年3月の戦極における五味隆典戦では裂傷TKO負けとなったが、互角以上の打ち合いを演じたラドウィックにとって、8月15日にEXC系ShoXCでファブリシオ・モランゴに敗れたサム・モーガンに遅れを取ることは許されないメイン出場となる。

この他、セミでフランク・トリッグ×ファラニコ・ヴィターレのミドル級マッチ、さらには9月26日にパレス・ファイティング・チャンピオンシップで勝利したばかりのフィル・バローニがジェイムス・マルチネスと、ピート・スプラットがドーニー・ライルスを迎え撃つウェルター級マッチ2試合、加えて7戦無敗の快進撃を続けるビリー・エバンゲリスタが、ルーク・クラウジオと対戦するライト級戦など、粒揃いのカードが揃っている。

そんな興味深いラインナップが並ぶアンダーカードにあって、ストライクフォースの特徴でもある人材発掘マッチも見逃せない。この日がMMAデビュー戦となるATT所属のカーロス・セバーリョスは、かつてK−1USA大会を開催していた同プロらしい立ち技界からの転向組で、MMA戦績2勝3敗ながらタフマンコンテストで無敗を誇る、サバキ・カラテ出身のブローラー=アンドレ・ウォーカーと対戦する。

ライトヘビー級マッチでの出場となる29歳のセバーリョスは、16歳からムエタイを始め、WKA米国ヘビー級ムエタイ王座を獲得。ボクシングでもNY州メトロポリタン選手権を2度制している。「MMAのどんな選手よりも、打撃では負けていない」と言い切るセバーリョスは、最近ATT入りを果たし、MMAデビューに備えてきた。立ち技+喧嘩屋という恵まれたデビュー戦でどれだけのインパクトを残せることができるのか注目が集まる。

セバーリョス以上に注目されているのが、ミッシェレ・ウォーターソンだ。GSPも所属するグレッグ・ジャクソンズ・サブミッション・ファイティングの女子ファイター。コロラド州オーロラの出身で、タイ人の母親を持ち、以前はビキニ・モデルをしていたこともある美貌の持ち主だ。

22歳のミッシャレは11歳で空手を始め黒帯を取得した後、ムエタイ、中国武術を学び、オキシジョンTVで行われた女子ムエタイ・リアリティTVショー「ファイト・ガールズ」に出演。その後、ムエタイ・コーチであるWECファイターのドナルド・セラーニに導かれるようにMMAへ転向しジャクソンの門下になった。

空手出身らしく伸びやかな蹴りは非常に美しいが、やはり寝技に難点があったため、これまでのMMAキャリアは3勝2敗と苦戦を強いられている。ただし、最近ではジェクソンでのトレーニングの成果から腕十字で一本を奪ったり、NAGAのグラップリングトーナメントで勝利するなど、苦手分野の克服にも余念がない。対戦相手のティラ・パーカーは寝技を得意とするだけに、成長の跡を見せるのはうってつけの試合となるだろう。

初進出のデンバーでも、らしさを失わないストライクフォース。外れのないMMA界のアベレージヒッターがまた面白い仕事をやってくれそうだ。