今シーズンからマケレレ、ジュリ、セセニョンらを加え、名門復活をめざすパリ・サンジェルマン(PSG)が17日、リーグ・アン第2節(ホーム)でボルドーを1―0で下した。

 ボルドーは昨シーズン2位、開幕前のチャンピオンズ・トロフィーではリヨンの7連覇を阻み、優勝候補の一角に挙げられる強豪だ。加えて、昨季は年明けまでホームで勝てず「パルク症候群」とまで言われたPSGだけに、サポーターはお祭り騒ぎで今シーズン初勝利を喜んだ。

 翌日にはPSGサポーターにもうひとつ嬉しい知らせが届いた。レキップ紙によると、フェネルバフチェのセルビア人FW、マテヤ・ケジュマン(29)の獲得が決まった模様だ。ケジュマンはすでにパリ入りしており、19日にメディカル・チェックを受けたあと、契約書にサインする見通し。契約は1年のレンタルという形をとるが、PSGの1部残留が決まれば自動的に買い取りとなるオプションがつく。

 ケジュマンのこれまでの経歴でもっとも輝かしいのは2000年から04年にかけてのPSVアイントホーフェン時代。122試合に出場して105ゴールと驚異的な活躍をし、オランダで3度の得点王に輝いた。その後、チェルシーに移籍したが不発に終わり、アトレティコ・マドリー、フェネルバフチェと渡り歩いた。
 
 セルビア・モンテネグロ代表としては49試合に出場、17ゴールをあげているが、ユーロ2000、2006年W杯ともに退場処分を受けている。