わが国におけるピアノ文化の歴史は長く、100年以上になるが、最近静かなブームを呼んでいるのがピアノコンクールだ。10年程前から大小様々なピアノコンクールが増え始め、コンクールで賞を目指す子供たちも増えている。そうした中、日本初となる、インターネットの動画投稿によるピアノコンクールが始まる。

FIRST IMPACTは、日本初の動画によるインターネット・ピアノコンクール「街のピアニスト・コンクール」を今月8日より開催する。

昨今のピアノコンクールのブームに加えて、YouTubeなど動画ブームにより、大人になってから趣味でピアノを始めた人たちや、趣味の域を超えた腕前・パフォーマンスをもつ若者たちが、自分のピアノ演奏をこぞって動画サイトに投稿しており、ピアノ奏者と聴衆の新しいコミュニケーションの形が生まれている。

「街のピアニスト・コンクール」は、このような背景から、「街の身近なピアニストが気軽に活躍できる場の提供」を目指して作られた。動画によるインターネット・ピアノコンクールとしては日本初となる。

応募は、Yahoo!ビデオキャストやYouTubeなどの各動画サイトに演奏動画をアップロード後、「街のピアニスト・コンクール」のサイトへエントリーを行う方法で、演奏形態や作品ジャンル、プロ・アマ問わず、誰でも自由に動画作品を無料で応募できる。

最も評価が高いピアニストには、「街のピアニスト大賞」として5万円の賞金が送られ、その他にも、パフォーマンス賞やクリエイティブ賞などの様々な賞と賞金が用意されている。主要な賞の決定は、コンクールの審査員だけでなく、投稿された動画へのコメント数や質など、多くの一般視聴者の意見も反映される。

このコンクールに応募された動画は、「街のピアニスト・コンクール」のサイト上にて全て視聴が可能で、演奏動画だけでなく、プロフィールなども詳しく紹介している。トップページでは都道府県別に検索が可能。街をキーワードに、奏者に対して親近感を持ったり、視聴をより楽しめるように工夫されている。応募および視聴の詳細は下記URLへ。

参照:http://www.value-press.com/pressrelease.php?article_id=27725

(編集部 鈴木亮介)