福耳

 先日7月26日(土)、今年で10回目・10周年を迎えたオーガスタキャンプが開催された。会場となった西武ドームには満員の30,000人が駆けつけ、開演前からファンの期待の高さを伺わせた。会場にはメインステージとサブステージの2ステージが設けられ、サブステージは同じく今年10周年を迎えるCOILのトリビュートステージとして、幕間に各アーティストが彼らの楽曲をカバー。所属事務所の一体感が溢れるイベントとなった。

 イベントの開幕は今年オリンピックイヤーということもあり、出演アーティスト10組による聖火リレーでスタート。センターステージの10本の聖火塔に順々に火を灯し、最後にスガシカオ、山崎まさよしと続き、アンカーの杏子の開幕の一声と点火で10周年の盛大な祭りの幕が開いた。

 オープニングアクトで登場したのはMICRON STUFF。2006年9月にミニアルバム「Here we go!」でメジャーデビューし今年3月には待望のファーストアルバム「Tick Tack」をリリース。ロックバンドとHIP-HOPカルチャーの醍醐味をサラリと自然に消化し、生み出されるマイクロンサウンドは会場を大いに盛り上げた。

 この秋には早くもニューアルバムのリリースを予定している。メインアクトの1発目として登場したのが、現在人気急上昇中の秦 基博。会場には秦のウチワやタオルを掲げるファンが多数おり、その人気は確実に広がってきていることが伺えた。6月にリリースした、大沢たかお主演の大ヒット映画「築地魚河岸三代目」主題歌「虹の消えた日」他ヒットシングルを連発。“鋼とガラスで出来た声”と称される心に響く歌声で3万人の大観衆を魅了し、最後には10月1日リリースとなる新曲「フォーエバーソング」をアコースティックバージョンで早くも初披露。秋の全国ツアーも発表され、今後の更なる飛躍を予測させる素晴らしいパフォーマンスであった。

 続いて登場したのは長澤知之。オフィスオーガスタのデモテープオーディションでその才能を認められ、現在までに2枚のミニアルバムをリリースしている彼も3万人の大観衆を前に、堂々のステージを魅せた。

 次に登場したのが元ちとせ。今年3月に急逝した大ヒット曲「ワダツミの木」の生みの親、上田現氏に捧げるステージということで、全曲上田氏プロデュースの楽曲で構成。最後の提供曲となった「カッシーニ」を始め、彼女が見せた渾身のパフォーマンスは、実に追悼ステージと呼ぶに相応しい圧巻の内容だった。

 そして杏子が登場。5年振りのニューアルバムリリースやバービーボーイズ復活で話題の杏子。妖艶な女性ダンサーを従えたステージで彼女らしいセクシーかつロックなパフォーマンスで、先日7月16日に発売された「ENAMEL」などを披露し3万人を魅了。途中ダンスの振り付けを観客に教え、一緒に踊り出すと会場は大盛り上がり。さすがオーガスタキャンプのモ姉御モと呼べる、明るく楽しくも、ロックでセクシーなステージとなった。

 続いて登場はスキマスイッチ。スキマスイッチとしてのステージは2007年12月以来と久しぶりのパフォーマンスにファンは登場から大歓声。今年2008年はメンバー2人それぞれソロ活動に専念。Voの大橋卓弥は7月にリリースしたソロファーストアルバム「DRUNK MONKEYS」が大ヒット中、Key 常田も初の映画音楽やプロデュースワークに挑戦するなどソロ活動を活発に行っているなか、このオーガスタキャンプだけが今年唯一「スキマスイッチ」としての活動となる超貴重な場となった。大ヒット曲「全力少年」などで会場を大いに盛り上げた。 そしてスガ シカオ。昨年のこのイベント時はスガ自身の10周年だったということで、今年のCOILの様に他出演アーティストが彼の曲をカバーする演出で盛り上がったが、この日もメKING OF FUNKモの名にふさわしいファンキーなステージングで会場を沸かせた。しかもこの日は先日発表された9月3日リリースの新曲「コノユビトマレ」を先述の秦に続いて初披露。同10日にリリースされるアルバム『FUNKAHOLiC』も楽しみなステージとなった。