●会社で受けたメールを転送する
会社のパソコンで受信したメールを、自宅のパソコンのメールアドレスへ自動的に転送するルールを設定することで、自宅のパソコンでも同じメールを確認することができる。会社のメールソフトで設定するだけで、自宅のパソコンで使っている個人のメールアドレスで受信することができる。

Outlook Expressを起動し、[ツール−メッセージ ルール−メール]を選択する(画面6)。[新規のメール ルール]ダイアログボックスが開いたら、[1.ルールの条件を選択してください]の項目から、[すべてのメッセージに適用する]のチェックボックスをオンにする(画面7)。
画面6[ツール−メッセージ ルール−メール]を選択画面7[すべてのメッセージに適用する]のチェックボックスをオン
画面6[ツール−メッセージ ルール−メール]を選択画面7[すべてのメッセージに適用する]のチェックボックスをオン

続いて、[2.ルールのアクションを選択してください]の項目から、[指定したユーザーに転送する]のチェックボックスをオンにする(画面8)。続いて、[ルールの説明(下線をクリックすると編集できます)]の項目で、下線の付いた[指定したユーザー]のテキストをクリックする(画面9)。
画面8[指定したユーザーに転送する]のチェックボックスをオン画面9 下線の付いた[指定したユーザー]のテキストをクリック
画面8[指定したユーザーに転送する]のチェックボックスをオン画面9 下線の付いた[指定したユーザー]のテキストをクリック

[ユーザーの選択]ダイアログボックスが開いたら、アドレスの枠に自宅のパソコンで利用しているメールアドレスを入力し、[OK]をクリックする(画面10)。
画面10 メールアドレスを入力
画面10 メールアドレスを入力

[4.ルール名]にルールの名前を入力し、[OK]をクリックする(画面11)。メッセージルールに設定したルールが追加されたことを確認し[閉じる]をクリックする(画面12)。
画面11 ルールの名前を入力画面12[閉じる]をクリック
画面11 ルールの名前を入力画面12[閉じる]をクリック


なお、この方法で自宅のパソコンのメールへ転送するように設定した場合、いちど会社のパソコンで受信作業をしないと転送できない。Outlook Expressでは、オプションの設定で[新着メッセージをチェックする]のチェックボックスをオンにすることで自動受信ができる。これにより、帰宅後も自動的に受信・転送させて自宅で確認することができる。ただし、会社のパソコンの電源を切って帰ってしまうと受信や転送ができないので、大事なメールの受け取りを待って、引き続き自宅で確認したい場合などは、会社のパソコンの電源を切らないようにするなどの注意が必要だ。


前述は、アカウントを分けて個人で利用しているメールと会社で利用しているメールを分けて受信できるが、2個所で設定しないといけないほか、会社やプロバイダのセキュリティにより設定に手を加えないといけない場合があり、上級者向けといってよい。
後述の設定は、メッセージルールの設定だけで簡単にできるが、自宅のパソコンのメール宛に届くため個人のメールと一緒になってしまう欠点がある。

自分の利用環境を考えて、どちらの方法を活用するかを決めて設定するとよいだろう。


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編集部:篠崎 哲(ジャムハウス)
制作編集:エヌプラス
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