メタボリック症候群の方もそうでない方もダイエットに関心ある方は知っておいた方が良さそうな情報。国際研究チームが低脂肪法よりも低炭水化物法の方がダイエット効果があると発表したのだ。


テレビ番組等で芸能人やモデルにプロポーション維持の秘訣を聞くと「炭水化物を取らない」か「油を取らない」という答えをよく聞く。ダイエットの代表的な知識としてはこの二つが頭に浮かぶのだが、信頼できる大学の研究チームがこれについて研究結果を発表したのだ。
2008/7/19Yahooニュースによると、
イスラエルのベングリオン大学を中心とする国際研究チームでは、ダイエット方法とその効果について研究実験を行った。
イスラエルの322人(男性86%)を対象にして、3つのグループにわけて、
(1)低脂肪法(カロリー制限あり)
(2)野菜、穀類を中心にしてオリーブ油を多用する地中海法(カロリー制限あり)
(3)低炭水化物法(カロリー制限なし)
の3つの食事法を2年間続けてもらった。

体重などを分析した結果、2年後の体重減少幅の平均は
(1)低脂肪法 2.9キロ
(2)地中海法 4.4キロ
(3)低炭水化物法 4.7キロ
となり、(3)低炭水化物法が最も減少していた。また、善玉コレステロールも増えていた。

これにもとづき同チームは
ダイエットでは最も一般的な低脂肪法よりも、信頼性に疑問が持たれていた低炭水化物法の方が効果が大きい」
と米医学誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」最新号で発表した。

研究結果をみて気になるのは、低炭水化物法だけ「カロリー制限なし」であることだ。
他の方法に比べ、炭水化物を取らない方法ならばカロリーを気にせず、食べていいってことなのだろうか?
でも、食欲をそそる食べ物の多くは炭水化物が含まれるのだ。ラーメン、うどん、ギョーザ、パスタ、カレー、ケーキ、大福、肉まん・・・などは制限される。
でも、焼き鳥、ステーキ、焼肉、刺身、鍋もの、などは好きに食べてもいいということか。

焼肉食べて太ったという話はよく聞くが・・・
低炭水化物法といえども、結局はほどほどに食べなければ太るのだと思う。

(編集部:TAKESHI)