2008年2月23日に、グアムにあるアンダーセン空軍基地から飛び立った米軍のB-2爆撃機が離陸直後に墜落しました。事故の原因はエアデータセンサーの周りの空気が想定以上の湿気を帯びていたことで、パイロット2名はすぐに脱出したため無事でしたが、機体は爆発炎上しました。

B-2はステルス爆撃機で、極めて高度な軍事兵器なために秘密保持が厳重に行われており、機体の写真撮影は厳しく制限されたりしているのですが、この事故の様子の写真をPopularManiacs.comが掲載していたのでご紹介します。

詳細は以下から。
B2 Crash Pics - First Photos of B2 Bomber Crash - Popular Mechanics

B-2爆撃機はこんな形。ステルス性を重要視した曲線的なシルエットをしています。


これが事故にあったAV-12 Spirit of Kansas。B-2は1機20億ドル(約2000億円以上)と製造費が高く、ステルス性を維持するために機体表面を研ぐなど維持費もかなり高額なため、132機製造される予定が試作器を含めて全21機しか作られませんでした。


無残な姿をさらすSpirit of Kansas。



こちらは事故直後の写真か、まだ黒煙が上がっています。


これは射出された座席と、それを調べる消防士でしょうか。



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