■第6試合 ミドル級級/5分3R
ダンテ・リベイラ vs マット・リデル
×[3R終了/判定]○

TUFシーズン7出演者同士の対戦。プロMMAデビューとなったリデルに、リベイラの左ロー&右ストレートが襲う。組みついたリベイラは、首相撲から膝蹴り。片足タックルを仕掛けてきたリデルに対し、がぶってボディに膝蹴りを引き続き放つ。

リベイラをケージに押し込んだリデルだが、テイクダウンを奪うには至らない。ならばとテンポよく膝蹴りを放つリデル、差し返してきたライデルの顔面にも膝を当てていくが、ここでレフェリーがブレイクを命じた。大きな振りのクロールフック2発から組みついたリベイラの急所をリデルの膝蹴りかかすめ、口頭注意が与えられる。もろ差しになったリデルだったが、ここでもテイクダウンを奪うことはできない。

再び距離を取った両者、左ローからテイクダウンを狙ったリベイラだったが、残り時間15秒のところでリデルがテイクダウンを奪い、そのまま1ラウンドが終了。ケージ際の組みが続き、盛り上がりの欠けるライブショー・オープニングファイト1Rとなった。

2R、いきなりリデルがテイクダウンに成功する。ガードから顔面蹴りを狙うリベイラは、そのまま距離を取り立ち上がる。首を固定し、アッパー、膝蹴りを繰り出したリベイラが勢いづくかと見られたが、試合は再びケージ際の脇の差し合いに陥る。場内からブーイングも起こり始めた一戦は、左ストレートを放った際にバランスを崩したリベイラから、リデルがマウントを奪う。ここでしっかりポジションをキープできなかったリデルは、ロールを許しガードワークへ。リデルが三角から、ボディにエルボー連打したところで2Rが終了した。

最終ラウンド、オクタゴン中央でリデルの膝蹴りがヒット。テイクダウンにも成功したリデルに、リベイラはラバーガード。ミッション・コントロールからパンチ、左足を跨いだリデルはハーフガードに。右のエルボーを落としたリデルは、自ら立ち上がるが、直後にテイクダウン狙いの攻防となる。小手投げからテイクダウンを奪ったリデル、再びラバーガードのリベイラ。動きが少なく、レフェリーがブレイクを命じ、試合は最後の60秒に突入する。直後にスタンドのバックから、リベイラの動きに合わせてリデルはマウント奪取。残り20秒パウンドを落としながらタイムアップを待ち3-0判定勝利を手にした。

「アリゾナ・コンバットクラブでの練習の成果が出た。ダンテは茶帯柔術家だけど、しっかり寝技の組み立てができた」とリデル。シーズン中は元気のなかったチーム・ランペイジだが、本番ではいきなりの勝利を挙げる結果となった。

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