アーセナルのアーセン・ベンゲル監督は、今シーズン終了後の移籍が噂される中心選手に対し、「移籍したとしてもタイトルが約束されているわけではない」と牽制した。

 準々決勝で敗退の決まったチャンピオンズ・リーグに続き、13日のマンチェスター・ユナイテッド戦に敗れ、プレミアリーグの優勝戦線からも脱落したアーセナル。2005年のFAカップ優勝以来のトロフィー獲得は確実と思われていた今シーズンも無冠に終わることが確定し、セスク・ファブレガスやアレクサンデル・フレブなどの中心選手に移籍の噂が浮上し始めている。

 しかし、今シーズンの戦いを通してタイトル獲得に手ごたえを感じたというベンゲルは、現状のメンバーでタイトル獲得を目指すことが選手たちにとって最良の選択肢であると語っている。

「レアル・マドリーやバルセロナに移籍したところで、タイトル獲得が保証されているわけではない。今シーズンの戦いを通じて、我々にタイトルを獲得できる力があることを証明できたはずだ。そう信じることが一番重要なことなんだ。実際のところ、無敗でシーズンを終えることも可能だったはずだ。リーグ戦では3敗しかしていないし、それも僅差で敗れた試合ばかりだ。だからこそ、来シーズンは大きなチャンスがあると思っている」

 シーズン中盤まで躍進を続け、タイトル獲得は確実と思われていた今シーズンのアーセナル。ケガ人の続出とともに失速し始めたチームだが、その経験不足を問う声も少なくない。大きな失望を経験した“ヤング・ガンナーズ”は、来シーズンのリベンジを誓うか、それとも新天地を選ぶのか。ベンゲルにとっては、若手選手の慰留こそ、来シーズンに向けた大きな課題となりそうだ。

アレクサンデル・フレブ(Aliaksandr Hleb)
生年月日:1981/05/01
所属   :アーセナル
国籍   :ベラルーシ
ポジション:MF