宇多田ヒカル「ここまで見せるのは初めて」

　先月19日に発表した5作目のアルバム「HEART STATION」が3月31日付のオリコン週間ランキングで初登場1位を記録した宇多田ヒカル。同作収録曲「Prisoner Of Love」は、若手2大女優の長澤まさみ、上野樹里が出演する社会派ドラマ「ラスト・フレンズ」の主題歌として、今月10日より放送開始。5月21日には、アルバムからシングルカットされ、DVD付シングルとして発売されることになった。

　CDには表題曲の「Prisoner Of Love」の他、ドラマ劇中に流れる「Prisoner Of Love -Quiet Version-」も収録。DVDに収録される「Prisoner Of Love」のビデオクリップでは、宇多田ヒカル自らの発案により、楽曲が生み出され、完成に向かうまでの経緯をプライベート・スタジオというワン・シチュエーションの中で再現。各種機材はもとより、作詞用のノート、作業テーブル、ソファーなど殆どを私物で構成し、制作過程に於ける時間軸も忠実に追っている。

　レコーディング・スタジオでの実作業を収めた作品は今までにも公開されたことがあるが、それ以前の、一人で「無」から作り上げる創作段階を収録し、作品化したのは初の試み。宇多田ヒカルは「ここまで制作過程を見せるのは、この『Prisoner Of Love』のビデオクリップが初めてです。音楽と一対一で向き合う私…ちょっと恥ずかしいくらいです。再現とはいえ、とってもパーソナルで特別な作品になりました。ドキュメンタリーを観るような感覚で、音楽と合わせて楽しんでもらえたらいいな、と思ってます。」と述べている。

・宇多田ヒカル - アーティスト情報

・Prisoner Of Love」PV視聴（Windows Media Player）
・ラスト・フレンズ - フジテレビ