■WEC世界ウェルター級選手権試合/5分3R
【王者】カーロス・コンディット vs 【挑戦者】カルロ・プラター
○[1R3分48秒/ギロチンチョーク]×

地元アルバカーキーでWEC世界ウェルター級王座防衛戦に挑んだカーロス・コンディットが、カルロ・プラターを迎え撃った。

この夜一番の大声援を集めたコンディット。UFC所属ファイター以外でも、EXCのジェイク・シールズと並び、その実力には定評があるトータル・ファイター。挑戦者のプラターは、この夜がWECデビューだが、コンディットに黒星を与えた4人のファイターのうちの一人だ。

しなやかなロー、前蹴りを放つコンディット。左フックから組み付くが、プラターのヒップトスでコンディットの体が大きく宙を舞う。ガードからエルボーを繰り出す王者に対し、プラターもエルボーを負けじと落としていく。

パス狙いのチャレンジャー、コンディットの胸の上にあった頭が左脇にずれると、王者はすかさずギロチンを狙う。再び大歓声が起こる場内だったが、プラターはエスケープに成功する。続いてコンディットは、インサイドガードに留まる挑戦者に三角絞めを仕掛ける。胸をはって対処したプラターだが、バランスを取るために頭を下げたところで、再びコンディットがギロチンへ。体を反転させてトップを奪おうかというところでプラターはタップ。

ニューメキシコ州知事がオクタゴンサイドで観戦し、大熱狂の地元ファンをよそに、コンディットは冷静に静かな流れのなかで、一本勝ちを奪い王座防衛に成功した。

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