4年半契約でイングランド代表監督に就任したファビオ・カペッロ氏には、EURO2008出場を逃したサッカーの母国代表チームの再建という難しい任務が課せられるが、過去のカペッロ語録を見ると、選手に厳しい監督であるということがよくわかる。
 曰く、「監督は選手と話をする必要はあるが、友人になる必要はない。ある選手の友人になってしまったら、他の選手がすぐに嫉妬して、その選手は監督の友人だからプレーしていると思うようになるだろう」。
曰く、「監督は謙虚であるべきだ。そして強い個性をもち、選手にリスペクトされなければならない」。
 曰く、「チームを良くするためには、まず選手の弱点を見分けること。そして、すべては成長のために必要なことだと選手に理解させない限り、ただ弱点を指摘しても成長はない」。
 曰く、「私にとって最高の出来事は、これは話す価値があると思うが、レアル・マドリーでクラレンス・セードルフを指導していたときのことだ。2カ月一緒にやって、彼に『シュートはできるか?』と訊いた。すると彼は『ええ、うまいですよ』と答えた。そこで彼に、彼のシュートは一つしかないと話した。サッカーでは何通りかシュートの方法はある。足のアウトサイドを使うか、インサイドを使うかなどだね。そこで彼にちょっとしたレッスンをした。そうしたら、彼はすごく性格のいい選手でやる気も満々だったから、一生懸命に努力してすごくうまくなったんだ」。