家族は幻のような感じと語るふせえり

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小ネタの奇才・三木聡監督とオダギリジョー×三浦友和×小泉今日子+不思議な仲間たちで贈る最高傑作映画「転々」が、11/10(土)より渋谷アミューズCQN、テアトル新宿ほかにてロードショーとなる。その公開を目前に控えた11月4日、早稲田大学の学園祭にて岩松了、ふせえりを迎えてのトークショーが行われた。岩松了とふせえりは、三木聡監督には欠かせない俳優。そして「時効警察」では三木聡監督もと、オダギリジョーと共演している。

今回の映画での岩松了とふせえりの役どころは、オダギリが演じる文哉の下宿に訪れ、一緒に散歩することになった福原(三浦友和)の妻が勤めるスパーマーケットの同僚。コミカルな演技は、「転々」に一味加えている。

文哉がギターを弾く男について行くところがお気に入りのシーンだという岩松了は、映画のテーマでもある家族について「個人的には、自分を縛るもの。家族がいなければ、仕事をしないんじゃないかと思う。そういう意味で、背中を押す感じがある。しかし仕事を続けていくために、絶えず嫌がらせをする、自分に悪いように作用するものだとも思っている(笑)。家族がいいものだと感じた瞬間に、仕事をしなくなるのではないかと思う。」と実生活の体験を語り、文哉と福原の関係を「人間関係は突き詰めていくと、なんらかの場所に収束していく。仕事であったり、友情であったり、恋愛であったり。そういう中で、家族としての固まりになっていくというのは、普遍性があるのではないかと思う」と語った。

岸辺一徳さんがメガネを洗うシーンがお気に入りだというふせえりは、家族について「家族とは、幻のような感じ。自分しだいで崩壊するし、ちゃんとやっていける。あってないようなもの。家族だけれども個々で、私にとっては余り実在しないと感じるときがある」と語り、オダギリジョーについて「怒ったことがないんじゃないかと思うくらい、冷静でクールな感じ。」と語った。

最後に学生たちに対して、岩松は「目的が決まっている人はそれに向かって進み、決まっていない人は悩み続け、すぐに答えを出さなくても時間はあので、ひたすら耐えて欲しい。」ふせえりは「無駄が無駄ではなくなるのが40歳くらい。今は無駄なことをいっぱいしたら面白い人になれるかなと思う」と、エールを送った。

「歩けばわかる、やさしくなれる」、心ほどける東京とぼとぼストーリーを映画館で見て、家族とはどう存在なのかを考えて欲しい。

監 督:三木聡
原 作:藤田宜永「転々」
出 演:オダギリジョー、三浦友和、小泉今日子、吉高由里子、ふせえり、 松重豊、岸部一徳、笹野高史、石原良純、広田レオナ  ほか
配 給:スタイルジャム
公式サイト:http://tokyosanpo.jp/indexp.html
11/10(土)より、渋谷アミューズCQN、テアトル新宿ほかにてロードショー

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